先日、初めてLCCのジェットスター航空を利用して東京へ行ってきました!(松山空港→成田空港)
今回は、格安航空会社を利用した感想と利用時の注意点について紹介したいと思います。
目次
はじめに:LCC(格安航空会社)とは?
LCCとは、「ローコストキャリア」の略で、ジェットスターなどの格安航空会社のことを指します。
日本では、Peach(ピーチ)もメジャーなLCCですね。
在来線であるANAやJALと違って、手荷物の受託や座席指定などのサービスをオプションとすることで、低価格で航空便が利用できるようになっています。
LCCが安く利用できる理由については、ほかにも色々とあります。詳細については専門サイトをご覧いただければと思います。
LCC(格安航空券)会社が異様に安い理由☆これで安心! | リアルな搭乗レポートと格安航空券のお役立ちニュースを日々更新中!
「安いから不安」といった意見も出てきそうですが、よくよく調べると、決して安全性や航空便で移動するための最低限の部分を削って安くしているわけではないことがわかります。
安く利用できる理由を知って納得できるのであれば、積極的に利用していきましょう!
初めてのLCC ジェットスターを利用した感想
運賃について
今回利用した路線は、愛媛県松山市の松山空港(MYJ)から、成田空港(NRT)の国内線で、往復共に平日です。
利用した価格は、往復で15,940円(消費税、決済手数料込)です。
何と、松山から夜行バスを利用するよりも低価格で飛行機を利用することができました!
ジェットスター航空の運賃は「空席連動型運賃」と言われ、「空席が少ない便は価格が高く、空席が多い便は価格が安い」といったシステムになっています。
何だか株のようですね。確かに、予約日程で土日や祝日を選択すると、高い運賃が表示されていました。
また、朝の6時台に出発する始発便は運賃が安いといった傾向もあります。6時台に空港に行くのは…さすがに大変です。
なにはともあれ、JALなどの在来線を利用すると安く抑えても3万円程度はかかるため、この価格で航空便を利用できることは感謝です!
サービスについて
受託手荷物について
ジェットスターでは、在来線では無料である受託手荷物のサービスがオプションとなっています。
エコノミークラスの場合、15kgから5kg単位で手荷物の重量を選択するとができ、重量ごとに受託手荷物の価格が変わります。
どの程度の荷物を持ち込むかは予約時に選択することができ、帰りだけ荷物を預けるなど、必要に応じて選択することができます。
なお、機内に持ち込み可能なのは7kgまでの手荷物で、1人2個までとなっています。
ドリンクのサービスについて
在来線では、1時間程度のフライトであっても飲み物のサービスがあり、飛行機を利用する一つの楽しみでもあります。
ジェットスターでは、ドリンクのサービスは有料で、必要があれば機内販売時にCAさんに声をかけて購入する必要があります。
機内には、ペットボトルなどの飲料を持ち込むことができるので、短いフライトであればドリンクのサービスがなくても特に困ることはないと思います。(アルコールは機内へ持ち込めないため、飲みたい方は機内で購入する必要があります)
座席指定について
座席指定もオプションサービスとなります。
エコノミークラスに該当するスタンダードシート内の座席指定料金は、片道500円〜800円程度です。(時期により異なります)
私は特に飛行機の座席にこだわりはないので座席指定は行なっていません。
余談ですが、飛行機の座席で窓側を指定すると、搭乗の際、通路側に先に座っている人がいると通してもらわないといけなくなることや、降りるときにすんなり降りられないことから、短いフライトであれば通路側の座席でも全く問題ないと思っています。
モニターなどの設備について
ジェットスターの機内では、映像が流れるモニターや各座席にイヤホンで音楽を聴く設備などは装備されていませんでした。
ANA、JALなどのメジャーな国内線では、安全設備の説明は機内にあるモニターで映像が流れることがほとんどだと思います。
私が利用した路線では機内にモニターはなく、離陸前の安全設備、非常口についての説明はCAさんが実演で説明してくれました。(航空法で必ず説明が必要なようです)
今まで国内線を利用してこのようなことはなかったので、ちょっと新鮮でした。
飛行機の乗り心地について
ジェットスターの国内線では、エアバス社のA320型機が使用されています。
長年の実績を持つメジャーな飛行機です。
座席は、在来線と比べると少し狭いかな?と最初は思いましたが、席数などはほぼ変わらないことから、特に座席が狭いということはなさそうです。
全席革張りのシートで高級感がありました。
前方は、少しゆったり目のシートで、多少足元に余裕があります。上位のアップフロント・シートを指定すると、こちらの座席となるようです。
着陸から離陸までもとてもスムーズで、在来線と何も変わったことはありませんでした。
往きだけは30分ほどの遅れが発生していましたが、航空航路の混雑によるものでジェットスター側の問題ではなかったようです。
飛行機の乗り心地に関しては在来線と変わりないなと思いました。
ジェットスター国内線利用時の注意点
到着が成田空港で都心までのアクセスに時間がかかる
ジェットスター東京行きが到着するのは、羽田空港ではなく成田空港です。
羽田空港であれば、東京モノレールや京急線で20分程度あれば都心へ出られますが、成田空港の場合はそうはいきません。
今回、初の成田空港で2パターンの交通手段を試しました。
空港シャトルバスを利用
空港シャトルバスは、成田空港から東京駅八重洲口に到着する便で1000円で運行されています。
ジェットスターの機内販売時に引換券を購入すると、900円で利用することができます。
時間は道路状況にもよりますが、東京駅到着までに1時間半くらいはかかります。
スカイライナーを利用
帰りに利用しました。日暮里駅から成田空港第2ビルまで40分以内に着きます。めちゃくちゃ早かったです。
利用料金は、特急料金1230円+運賃1235円で2465円(ICカード利用の場合)こちらもジェットスター機内で割安で利用できる券を購入可能です。
なお、京成電鉄を利用した成田空港から都内への移動手段はいくつかパターンがあるようで、特急を使わず安く移動する手段もあります。
成田空港から都心への移動手段については、別記事にてまとめたいと思います!
成田空港第3ターミナルから第2ターミナルまでの距離
ジェットスターが使用するのは、LCC専用の成田空港第3ターミナルです。
シャトルバスについては、第3ターミナルから利用可能ですが、電車は第2ターミナルまでしか停まりません。
第2ターミナルから第3ターミナルは、700mほど離れています。シャトルバスもありますが時間がかかるようです。
疲れていなければ、10数分で歩いて移動できる距離です。
こちらも、上記の都心への移動手段と一緒に、ターミナル間の移動手段をまとめたいと思います。
受託手荷物が有料のため機内へ荷物を持ち込む人が多い
受託手荷物が有料であるため、機内に持ち込めるギリギリの荷物が持ち込まれることが多いです。
キャリーケースの持ち込みも多く、上部の棚は在来線とは比べ物にならないくらい荷物がいっぱいになります。
そのため、自分の席がある列に自分の荷物を入れられない可能性も高く、降りる際にも荷物を取るのに一苦労することになります。
これは我慢すればいいだけなんですが、自分の荷物を最小化するのが一番の対策ですね。
LCCの利用はケータイの格安SIMを利用することに似ている
なんとなく、JALやANAとの在来線の違いと、LCCが低価格で利用できる理由についておわかりいただけたでしょうか?
LCCは、従来は当たり前だったサービスを別料金とすることで、目的地に飛ぶ必要最小限の要求を叶えるシステムです。
そのため、「できるだけ低価格で移動して、旅行の他の部分に予算を使いたい」という場合には、積極的に利用するのが良いと思います。
LCCを利用することは、ケータイの格安SIMを利用することに似ているような気がします(私はDMMモバイルの格安SIMを利用しています)
「安いから不安」「従来の物と比べて安いから色々劣るのではないか?」といった考えが真っ先に浮かんできそうですが、なぜ安く利用できるのか?をまず考えて、その理由が自分の納得できる理由であれば、利用して他のことに費用を回す方が有意義だと思います。
格安SIMもそうですが、肝心な部分を削って価格を下げているわけではなく、本来当たり前だとされているサービスを削ってユーザーに必要最小限の部分だけを提供することで、安くサービスを利用できるようになっています。
何事も自分で、調べて、考えて、試して判断することが大切です!
まとめ:かしこく航空会社を選んで上手に節約しよう!
いかがでしょうか?私は今後も積極的にLCCを利用していきたいと思っています!
人によって好みが分かれるところですが、個人的にはシンプルで潔いLCCのシステムは好みです。
ジェットスターは国際線もあり、国内線も成田発だと札幌や福岡、沖縄など色々なところに行くことができます。
セールなどもあるため、片道数千円で沖縄や北海道への旅行を実現できることもあるかもしれません。
今後も利用レポートをまとめていきたいと思います!
それでは、よいシンプルライフをお送りください^^
コメントを残す