当ブログ『Simplelifelog』をご覧の皆様いつもありがとうございます。管理人のShinです。
今回は約7年間のミニマリスト生活を経て、最終的にたどり着いた結論と、これからの活動について紹介したいと思います。
ミニマリスト生活歳全盛期の2017年
私は2015年の春頃から「ミニマリストになりたい!」と決心してブログ・SNSの運営を初めました。
2年後の2017年は、自分の好みもよくわかってきて、部屋とブログの完成度もそれなりに上がってきた頃。
ブログを書くPCはiMac、アーロンチェアやロードバイク、ベース、ミラーレス一眼を持っていたり、厳選した”自分の好きなモノ”に囲まれた生活は本当に充実していました。
当時書いた部屋紹介の記事はこちら。当時は一人暮らしだったため、ブログの更新頻度もめちゃくちゃ高かったです。
そして2017年中に入籍して上京することになり、2018年からは新しい生活が始まります。
前の部屋を退去する直前はこれくらいまでモノを減らして、究極のミニマリスト部屋となりました。
結婚とミニマリスト
2018年の1月から、結婚して妻と二人で今の部屋に住む事に。
部屋の間取りは1DKで30平米ほど。これは二人暮らしであってもそれほど広い部類ではありません。
これから二人でどのように暮らしを構築していくか?妻はミニマリストではなく「そのような生き方に共感などできない」タイプの方なので、ミニマリストとして生きることはそもそも難しいのだとこの時点から勘付いていました。
それでも「自分さえミニマルに暮らしていれば、部屋は整うはず」そう考えていました。
しかしこれは見当違いで、人と生活するにあたって自分自身の意思で制御できる部分はそう多くありません。
人には元々、「これくらいが整っている・片付いている」と感じる尺度があって、その部分が大きく食い違っているといつまで経っても片付くことはないです。
自分がミニマリスト生活で勝手にこの辺のハードルを上げすぎて、結婚した当初は部屋の整わなさに悩んでいました。
同棲期間もなく、結婚するまで誰かと生活したこともなかったので、長年の一人暮らしで染み付いた自分の好みや感覚に蓋をするのは相当辛く当時は悩んでいました。
ミニマリスト仲間の方が見たらきっと卒倒するような、安物のTVボードに乗ったテレビが鎮座し、キッチンや洗面所にはあらゆる物が吊り下げられ、部屋や廊下の至る所に安物の収納グッズで乱雑に物が纏められたような部屋・・・
そんな「妻オリジナル」の収納も、作成者ではない私は手を触れるだけで崩れ落ち、目的の物がどこにあるのかも分からない状態。
このような部屋に、現在進行形で5年は住んでいることになります。
「自分はミニマリストブログ運営者で、それなりに世間の共感は得てきた」
その生活がこんなに簡単に破綻してしまうことは、そうプライドが高くない自分にとってもダメージが大きいことでした。
もちろん、これだけが原因ではないのだけど、子供ができるまでは生活様式のあまりの合わなさから”離婚”の2文字が頭をよぎることも多くありました。
それぐらいに、一人暮らし期間が長いと他者との生活を受け入れることは本当に大変です。
結果的に第一子の息子の誕生で私のライフスタイルへの拘りも少しは薄くなり、がんばって家族での生活を構築していくこととなりました。
結婚生活とミニマリスト生活は共存できるか?
これが、当記事で一番伝えたかったテーマであり、これから結婚をお考えのミニマリストの方にお伝えしたい部分となります。
これに対する私の答えが
パートナーが相手の考えに共感し行動できれば可能、両方できなければ不可能
です。
残念ながら、我が家は後者に該当することとなりました。
私も結婚当初は「自分の持ち物は最小限にして、シンプルを軸に生活できればいい」と考えていました。
しかしそれを嘲笑うかのうように、共有スペースに乱雑に増え続ける服や靴、100均に売ってる謎プラスチックの収納グッズ・・・
生活導線となっている場所には突っ張り棒を使って無数に吊り下げられる服(もちろん私の手や体が当たると崩れ落ちる)
自分の美学や努力とは一体何なのか・・・結婚して2年くらいは本当にこのような悩みばかりでした。
パートナーに相手を尊重する気持ちがあれば、そのような事にはなり得ないと思います。
妻も別に相手を尊重する気持ちがないわけではないのだけど、やはり自分の気分や感情が一番大切で、宣言したり約束した事もすぐに忘れてしまうタイプなので・・・これは相手の性質として受け止めています。
そういった性質も分かった上で結婚してるから、それを責めるのはあまりいいことではありません。
つくづく思うのは、人の性格や性質ってある程度の年齢(20歳前後)の頃から変わることって少ないのだなと思います。
これは私もそうだと思う。
そんなわけで、「私がミニマリスト生活を継続することは難しい」との結論に5年がかりで辿り着きました。
「本当はミニマルな生活がしたい」ただ、今の生活実態はそれとは異なる。
このようなストレスを何年にも渡って抱え続けてきました。
ストレスを溜めながら生活を続けるより「ミニマリストとしての生活を諦めることを宣言し、新たな生活を目指す」方がきっと自分の精神的にも、家族から見てもいいのではないかと思えるようになりました。
子育てとミニマリスト
我が家は私と妻、息子(2歳)と娘(0歳)の4人家族。
子供がいると、子供の服や育児グッズなどさらに多くの物が必要になります。
しかしこれまで書いてきた通り、うちは「子供がいるから散らかっている」わけではありません。
上の子が生まれる前からずっとこうです。
なので、子供がいることで育児グッズが増えたりおもちゃが散らかることなんて何も苦ではないし、そこら辺にペタペタシール貼ってても全然いいなと思ってます。
子供がいても綺麗な生活をしている人はたくさん知っているし、部屋の物の総量や片付き具合の制御は大人がやるべき です。
そんな感じで、これも小さい子供がいる生活とミニマリストは共存できるか?という話に戻すと、やはり“親(自分自身 or パートナー)次第”なんだと考えます。
あまりにも物がなさすぎるのは子供も可哀想なので、おもちゃや可愛い服は適時増やしていきたいです。これは私も妻も同じ考え方でやってます。
子供に救われた
新婚当初は崩壊するミニマリスト生活との葛藤で決して順調とは言えませんでした。
今だから書けることで、当時は頭を抱えるしかありません。
もちろん他に新婚らしく楽しめることはたくさんあったので、全てがダメなんてことはないのだけど、自分が心酔し魅力と感じたライフスタイルを否定され蓋をして生きるのは健全とは言えないです。
そのような中息子が生まれてくれたことは本当にありがたく、自分の信念などどうでも良くなるくらい子育てに夢中でした。
私は昔から家族については、最小限とも最大限とも考えているタイプではなく、「結婚はできればするでいい。子供はいてもいなくてもどちらでもいい。」くらいにしか考えていないタイプです。
それでもミニマリストとして欲の少ない生活を送っていたからか、5年くらいの間にあっという間に4人家族になっていました。
新しい生きがいを与えてくれた息子と娘、妻には本当に感謝しています。
家族がいなければ、多分ミニマリスト生活を継続できながらもずっと酒飲み続けてたりとか、あまり良くない方向に人生が展開していたかもしれません。
さよならミニマリスト!
私はミニマリストであることを終了します
自分のミニマリスト生活は、結婚した頃からとっくに終わってたのだけど、認めたくなかったしどうにか続ける道があると思ってた。
でもこれが、長年悩みながら真剣にミニマリズムと向き合った末の結論です。
実際の生活とはかけ離れた「ミニマリスト」を謳ってメディアで発信するのはもう違います。
だから、ここできちんと宣言しておきたかった。
「〇〇だったらミニマリストじゃない」とか型にはめて考えることが私は嫌いなんだけど、それでも今の生活はやはりミニマリストからはかけ離れていると感じます。
ミニマリストを辞めても、変わらすシンプルなモノやデザインが好みなのだろうし、経験を活かして整理整頓したくなるのだと思います。
またミニマルな生活がいいなと思った時には、今後の引越しとかで自分の空間が持てて、それを表現するチャンスもあるかもしれません。
今は、家族と自分の好きな事に全力で向き合います。
今後の活動について
ブログについては終了せず、少しずつデザインや内容を変えながら投稿を続けていきます。
自分はファッションについてのレビュー記事を書くのが好きなので、今後はファッションカテゴリの記事が多めになりそうな予感です。
SNSも変わらず継続していきますのでよろしければフォローください!
約7年間の間、私の事を「ミニマリスト」として応援してくださった方がいらっしゃることに本当に感謝しています。
ミニマリストだった経験を、部屋の整頓や買い物をする時の取捨選択に役立てたいです。
ミニマリスト仲間と、世のミニマリストの方々、これからミニマリストを目指す方の発展を心より願ってます。ありがとうございました。
それではまた!
過去の記事はこちら
過去のミニマリストになるまでの記事や、ミニマリスト生活中に綴った記事も読んでいただけると嬉しいです。