BP5レガシィツーリングワゴン2.0R MTを納車して1か月が経過しました。
乗るのが楽し過ぎて1か月で走行距離は1000km超え。
今回は、2024年の現在に18年前の車を購入して行ったメンテナンスを納車前・納車後に分けて紹介します。
納車前メンテナンス
前回記事にも書いた通り、新車から18年が経過した車体は色々な劣化が見られました。
リアスポイラー再塗装
BPレガシィのリアスポイラーは樹脂製のため、他の金属部分と比べるとこの部分が紫外線の影響でザラザラになってきます。
これは、以前乗ってた車体も同じでした。
BPレガシィのリアビューを決める重要なパーツで個人的にも好きな部分であるため、板金による再塗装を依頼。
かかった費用は22,000円。
周りの部品との差異もなく新車同様の仕上がり。さすがプロの技。
タイヤ交換
元々着いてたタイヤは、純正で装着されるブリヂストンのポテンザ。
残り溝はほぼなく、走行距離からしても下手すると新車時から一回も変わってない可能性もあります。
タイヤは地面と設置する唯一の部分なので交換は必須。
ポテンザはさすがに高いしそこまでの走行性能を求めていないため、グッドイヤーのエコタイヤEAGLE LS EXEを装着。
かかったタイヤ代は66,000円(工賃別)
以前乗ってたレガシィも同じくらいのグレードであるトーヨーのDRBというタイヤに替えてました。必要十分です。
ドラレコ取り付け
今の時代に合わせて、ユピテルの前後ドラレコを取り付け。
特にこだわりはなかったので全て販売店にお任せです。
ドラレコの相場は2万くらいだと思ってたのが、安いのは前方カメラのみのモデルだけで、後方も取り付けるとなるとそれなりにかかるとのことでした。
かかった費用は38,000円(工賃別)
ドラレコは上手くやればもう少し安く上げれたかもですが、面倒だったのでお任せにしました。
バッテリー・オイル・フィルター・ブレーキパッド交換
購入した販売店は独自のメンテナンスプランがあって、定額の料金を支払うことで最低限以上の納車前メンテナンスを行って貰えるとのことでした。
そのため上記のタイヤ交換・ドラレコの取り付け工賃はメンテナンスプランに含まれています。
その他、バッテリー・エンジンオイル・オイルフィルター交換・エアコンフィルター・エアフィルター・ワイパーゴム・ブレーキパッドの交換も含まれていたため結構お得でした。
納車前に依頼したメンテナンスはここまでで、次に納車後に実施したメンテナンス+カスタマイズを紹介します。
納車後メンテナンス
STIシフトノブに交換
BPレガシィ5MTの純正シフトノブはやや縦長のデザインで個人的にあまりカッコいいとは思ってません。
デザイン向上とシフトストロークを少し短くしたい想いから、USスバル純正のSTIシフトノブに交換。
シフトレバーが一気にカッコよくなりました。
ちなみに以前乗ってたレガシィは、STIのジュラコン製のシフトノブに替えてました。
同じ物でもよかったのだけど、レザー+アルミのシフトノブを使ってみたかったのでこちらに。
交換はDIYで、前のオーナーか修理業者のシフトノブの取り付け方がイケてなかったのか、シフトブーツがノブ付近のプラスチックパーツに大きく食い込んでいたのでやや苦戦。
結果的には綺麗な状態に戻せました。
交換したシフトノブはこちら。BP後期に問題なく適合しました。
ダッシュボード補修+マット
この車体の1番気になるポイントだった、助手席側の派手なダッシュボード割れ。
エアコンのセンターパネル付近まで下地が見えるくらいガッツリ割れてるから、マットを敷いてもごまかし不可…笑
その気になれば交換してもらう事は可能なので、DIYで出来るところまでは補修してみることに。
補修に使ったのはホルツのブラックシーラー
丁寧にマスキングして建築のコーキングと同じ要領で打ち込む。
昔仕事でこのようなシール剤を扱っていたので、とりあえず『ヒビを埋める』目的は達成できました。
ブラックシーラーはテカテカした素材なので元のダッシュボードの質感との差異は目立つけど、ダッシュボードマットもあるしとりあえず良しとします。
ダッシュボードマットはオーストラリア製のプロテクトマットを購入。カバー範囲が広く BPレガシィ専用品なのできっちりと合います。
ダッシュボードは早々にディーラーに交換を依頼しようと思ってたのだけど、DIYで愛着が増したのでしばらくはこのままで行きます。
ポジション球をLEDに交換
納車して2週間で立体駐車場内の鏡を見て、ポジション球が切れている事に気づく。
これが切れてると車検通らないらしいので、納車して早々に寿命を迎えた事になります。
お店に任せてもよかったのだけど、作業予約や待ちが面倒交換だったので交換方法を検索。
実際に作業してポジション球にアクセスできたから自分で交換するためPIAAのLEDを購入。
ここで、問題発生。
実はポジション球の交換は初めてで、PIAAのポジションLEDは元から着いていたバルブと比べると足が太く、無理矢理ソケットに差し込むとソケットが壊れそうだったので取り付けが浅いままソケットを戻す事に…
極性フリーだったから事前の点灯確認をしないままソケットを装着してしまった。
装着後に点灯確認をしたところ、点灯しないのでおかしいなと思ってソケットを抜いたところ「コロン」と嫌な音が…
ポジション球はレンズの中に落ちました。両方とも!
落としたLEDはこのピックアップツールで救出。
今度はソケットに思い切り差し込んで無事点灯確認後装着できました。
作業待ちの時間と工賃をケチった結果、それ以上の時間をかける事に…安易なDIYの代償…
ポジションLED救出の事例はネット検索すると結構出てくるのでわりとみんなやらかしてるんですね。私のように両方落とした人は少なそうですが。
今後DIYするにもいい勉強になりましたし、無事救出できたLEDに愛着もひとしおです笑
カーナビ交換+バックカメラ取り付け
前回記事にも書いた通り、お気に入りの1DINストラーダは地図更新が不可でカーナビとして使用するには厳しい状態。
ポータブルナビをセンターパネルの1DINスペースに取り付けることを検討したものの、オーディオの検討も別途必要だし配線が出るのがあまり美しくない。
比較的新しい中古のカロッツェリア 1DINサイバーナビを購入するかも検討。しかし取り付け業者が簡単に見つかるかが不安。
BL/BPレガシィの2DINナビ取り付け位置は結構低い位置にあるため、ここにナビモニターを取り付けるのは視線の移動が大きく抵抗がありました。
色々検討したところ、少々視線は移動してもここに装着するのがスッキリして最適と思い、現状と同じパナソニックのストラーダを選択。行きつけのオートバックスにて無事施工完了しました。
昔のナビと違って操作レスポンスも良く、オーディオの音質も向上したので大成功です!
バックカメラは元々着いてなかったので担当者のおすすめでビートソニックのカメレオンMiniを装着。
ナンバーのボルト穴にそのまま着けられるので見た目もスッキリしてお気に入り。令和3年9月30日以降初回登録の車に取り付けると車検適合しないそうなので、新型車に乗ってる方は要注意です。
レガシィのような長い車は後ろの車両感覚が掴みづらいので、バックカメラはあった方が安心。
ナビがモデルチェンジ前で特価になっていたので、かかった費用は工賃込みで120,000円ほど。
昔は社外ナビを取り付けるだけで20-30万円くらいかかってた記憶があるから、低価格化が進んでだいぶお得に購入できたかと思います。
ミッションオイル+デフオイル交換
車を購入した販売店ではミッションオイルとデフオイルの交換はできないとの事だったためディーラーに依頼。
永らく交換されてなさそうだったので不安を持ちながらディーラーへ来店予約日を待って交換。
かかった費用は1万円弱。
異音診断
納車後に気づいたのだけど、低速から加速する際にたまに”カタカタカタカタ”という金属音が…
販売店とは保証無しで契約をしている(そもそも経年車なので保証付けられないと言われた気がする)ため、こちらも自己責任でディーラーにお願いすることに。
前オーナーの修理履歴から原因は分かっていて、マフラーの遮熱板に錆があるとのこと。
ミッションオイルの交換時に診断を依頼。右側の遮熱板が錆で破損してた状態でした…(実際にはその下にカバーがあるので走行中に路上に落ちることはなさそう)
ディーラーの提案で破損している遮熱板は取り外し。そのままでも問題はないとのこと。
交換した場合の費用は片側で3万円少々(工賃込み)
これで異音問題は解決。
この車体は関東地方で乗られていたものだったから下回りの錆は大丈夫かと思っていたけど、きっと前オーナーは沿岸部に住んでいたか、スキーかスノーボードが趣味だったのかと思われる錆が見られました。
近々、ドライブシャフトブーツやロアアームブッシュの交換が来るかも…
致命的な部分はないとのことだったので悪い部分は直しつつ大事に乗っていきたいと思います。
これからのメンテナンスプラン
今回紹介した通り、18年落ちの経年車のメンテナンス+現代的な装備(ドラレコやバックカメラ等)を含めると数十万円の追加が必要となりました。
元々車体が安かったので、メンテナンスや装備品追加の費用は予算内で妻からも承諾を得ています。
妻も「車でテレビが見たい!」とのことだったのでフルセグ付きのカーナビは必須。
今回のメンテナンスで自分が検討していた最低限の装備は整いました。
これから長期的に検討しているメンテナンスとしては
- ダッシュボード交換(部品が製造廃止になる前に)
- タイミングベルト交換
- 前席シートベルトキャッチ交換
- ルームランプLED化
ダッシュボード交換について
ダッシュボードは現状でもいいとは思っているものの、長く綺麗な状態で乗り続けるのであれば費用がかかっても交換しておいた方がより気持ちいいかなと思ってます。
費用はディーラーの概算で10万円ほどかかるとのこと。
あと、前の記事でも上げたグローブボックスが閉まらない問題もダッシュボードと同様に変形で癖が付いているため、根本的に解決しようと思えばグローブボックスの受け部分+蓋部分の交換が必要とのこと。
これは自分で色々建て付けを調整してみたらとりあえずきちんと閉まって走行中に開かないようになりました。
その他の小規模メンテナンスについては時間を見てゆっくりと行う予定。
タイミングベルトについて
この車体は年式のわりには走行が少なくまだ10万キロには到達しないため、次の車検後くらいが頃合いかと思ってます。
今後のメンテナンスや乗り心地のレビューは引き続き当ブログにて紹介できればと思います。
次回: BP/BLレガシィの購入を考えている方へ
これまで、私がBPレガシィを購入するまでの流れと、購入してからの事を紹介してきました。
次回は、2024年の現在でも「BL/BP型のレガシィに乗りたい!」方に向けて、過去BL型を含め3回レガシィを購入した視点から選び方のポイントを紹介したいと思います。
ちなみに私は車業界とは全く関連のない人間なので、完全にユーザー目線での記事となります。
次回もお楽しみに。
[2024/4/23 書きました!]
はじめまして。
東京在住でBPレガシィに乗っている者です。
可能でしたら情報をいただきたく、コメントさせていただいております。
リアスポイラーの再塗装につきまして、利用されたショップを教えていただけませんでしょうか。
私のレガシィも例に漏れずリアスポイラーのザラザラがひどく、再塗装を検討しております。
しかしながら、取り外しの際に割れるリスクがあるから断られる、取り付けたままで塗装可能だがShin様の記事にある価格よりもお高い、といった状況です。
ルーフスポイラーがザラザラだと車全体の印象が古臭くなってしまうため、何とかしたい反面、価格で躊躇しております(妻への説明も…)。
以上、ご検討の程よろしくお願いいたします。
KTaka様
はじめまして。同じ東京在住でBPレガシィに乗られている方からコメントを頂けてありがたいです。
私のBPは埼玉県にある株式会社トーサイが運営する中古車販売店で購入しました。
リアスポイラーの再塗装については購入時に依頼したのですが、店舗での実施ではなく外注に出していると伺ってます。
そのため、どこの業者が再塗装を実施したのか(同じトーサイなのか全くの別会社なのか)が不明な状態となります。
トーサイも板金メインの店舗があるため、もしかしたらここで実施しているかもしれません。
https://www.tosai-misato.com/bankin.html
可能であれば一度問い合わせを行ってみることをお勧めします。
奥様にもご納得いただける費用で再塗装ができることを願っています。
また何かありましたらご連絡ください。
今後ともよろしくお願いいたします。
詳細にご回答いただきありがとうございます。
妻の同意取得のために活用させていただき、これからも永くBPに乗り続けたいと思います!