新年あけましておめでとうございます。
年末の断捨離は進みましたか?うちの近所にはゴミ処理場があるのですが、年末は不用品処分に訪れる車でいっぱいでした。
2017年の初投稿は、今までの断捨離の経験から、売却する際の価値やできるだけ高額で手放す方法などを紹介できればと思います。
1. 車

BP5D レガシィツーリングワゴン 2.0R 5MT
リセールバリュー:悪い
こちらの写真は、実際に私が乗っていた、SUBARU レガシィツーリングワゴン 2.0R 5MT 2006年式です。2011年に車両本体価格168万円(税抜)で購入しました。
売却したのは2015年7月です。某大手の自動車買取専門店へ依頼しましたが、買取価格は39万円でした…特に大きな傷もなく、走行距離も4万キロ少々だったと記憶しています。
車の買取価格というのは、日本全国で相場が統一されているようで、査定する人がデータベースに条件を入れて検索して、買取価格を出しているようです。レジャーシーズンなどの時節によっても買取価格は変動します。
ちなみに、純正品を除くナビやオーディオなどのカスタマイズは全くプラス査定とはなりません。取り外し可能であれば、別ルートで売却した方が良いです。
あとは、車体の色によっても査定額は変わるそうで、どの色が高くなるかは車種により異なっていましたが、黒または白がどの車種でも高くなる傾向にありました。
査定時に気になったことは、車の状態を全く確認することなく、車検証だけを提出することで査定が始まったことです。スタッフの方も、何かあるたびに本部の上司へ電話をして価格を確認していました。
そして、査定金額をはっきりと伝えず「いくらぐらいがご希望ですか?…それは無理ですね」と終始こちらの顔色を伺う様子で、最終的な契約成立となるまで、書面や画面で買取金額が出てくることはありませんでした。2社回りましたがどちらも同じような対応で、正直気持ちの良いものではありません。
車の売却を検討している場合は、一括査定をして、大体の相場を確認してから売却することをおすすめします。
車を高額販売するポイント
- 絶対に一社だけの査定で決めない
- 他社の査定を引き合いに出す
- 相場は変動するため、思い立ったら早めの行動を
- こだわりがない限り、不人気色の車を購入しない
- 購入時、最低グレードを購入しない
車は基本的に“一生モノ”ということはあり得ません。「いつまで乗るのか?」「どうなったら手放すのか?」といったことを明確に考えて購入することをおすすめします。
そのほかの注意点
ローンが残っている車は売却できないと思われがちですが、買取金額+自己資金でローンを完済できれば売却可能です。ローンの場合は所有者が信販会社となっていることがほとんどなので、所有権を変更する書類の手続きなどが必要となります。(買取店が用意してくれます)
車は高額な買い物となるため、ローンでの購入を選択される方も多いと思いますが、生活の事情で手放すことになる可能性もあるためリセールを考慮して購入した方がよいです。
2. 時計・貴金属

ROLEX EXPLORER1(Ref.214270)
リセールバリュー:一流ブランドであれば良い
こちらの写真も、実際に所持していて売却したロレックスのエクスプローラー1(Ref.214270)です。
2013年に新品正規にて購入。購入価格は603,750円(税込)売却は2015年7月に43万円でロレックス専門店クオークへ売却しました。
普通に使用していたために小傷などはありましたが、やはりロレックスの人気モデルということもあって納得のいく買取価格です。2年近く使用して、約17万円の使用料だったということになります。無金利ローンで衝動買いしてしまいましたが、売却した金額で一括返済することができました。
ちなみに地元のジュエリー買取店へも査定に行ってみたのですが、査定金額は10万円近く安かったです。こちらも車同様、本部と連絡を取りながら、客の顔色を伺ってじわじわと遠回しに査定金額を伝える方式でした。
クオークでは、宅配買取も行っています。査定の連絡も早く、あれこれ客の顔色を伺わずはっきりと査定金額を伝えてくれました。
「現在の最高買取金額は○○万円で、ラグに傷があるため○万円減額となりました。」といった具合です。そのため、上乗せの交渉には応じてもらえませんでした。
今回、リセールが良かったのは“ロレックスであった”というところが大きかったと思います。人から聞いた話ですが、他ブランドの場合は、厳しい査定結果となるようです。
時計・貴金属を高額販売するポイント
- 一社だけの査定で決めない
- できるだけ売却する物に詳しい(特化した)会社で査定する
- 買取相場は、為替や金の相場によって変わる
- ギャランティーカードや箱を無くさない
- 致命的な傷をつけないよう丁寧に扱う
こちらも車同様、相見積もりを取ることです。また、売却するブランドの買取を強化していたり、専門を謳う会社の方が、高く売れる可能性が高いです。
時計の場合、傷については致命的なものでない限り大幅な減額にはならないようです。
3. パソコン・スマホ
パソコン

Win7 → Windows10にアップデートしたBTOパソコン
リセールバリュー:BTOや自作パソコンは悪い、Macは良い
現在のMacを使用する前に使っていたBTOパソコンですが、こちらのサイトを利用して、大体の買取金額を調べてみました。
念のため、購入店へもスペックを伝えて購入したのですが、大体同じくらいでした。2015年に75,000円くらいで購入したBTOパソコンでしたが、査定価格は18,000円がMAXでした。(本体のみ)

ちなみに7年間使い倒してあまり状態の良くないMacBookは、4,000円で買い取ってもらうことができました。
BTOパソコンは、もう少し高値で手放したかったので、フリマアプリのメルカリで販売したところ、何とか買取店へ売却するよりは良い金額で手放すことができました。
パソコンは運搬も面倒なので、ネットの宅配買取を利用するのもよいかもしれません。壊れたパソコンを買い取ってくれる会社もあるようです。
スマホ

2013年購入のiPhone5c(docomo)
リセールバリュー:良い
写真は2年半ほど使用したiPhone5cです。docomoで購入した端末ですが、2016年の7月に9,000円でゲオに売却しました。
普通に使用していて小傷もたくさんある状態で、結構いい買取金額だと思います。散々使用して買取してもらえるのであれば上々です。
ちなみにゲオの場合は、付属品の有無などは関係なく、上限価格で買い取ってもらうことができました。おそらく、動作チェックのアプリがあって、それが正常に動作すれば一律の金額で買い取るようにしているのだと思います。査定も10〜20分で完了していました。
スマホも、売りに行くのが面倒な場合は宅配買取を利用するのがよいです。
パソコン・スマホ売却時の注意点
- スマホの場合、キャリアの分割が残っていると売却不可
- データ消去は確実に
- 個人売買の場合は動作トラブルの可能性もあるため注意が必要
- 箱、付属品は無くさない(Apple製品は特に)
- 自作PCの場合はバラで売った方が得かも
どちらも悪用されないように、データの完全消去を必ず行いましょう。携帯電話の分割については、買取時に確認されますが、必ずキャリアとの契約の確認が必要です。
余談ですが、未使用のiPhone純正イヤホンや充電器がある場合、メルカリやヤフオクでよく売れます。
4. 趣味の道具
こちらは、だいぶ限定的な内容ですが紹介したいと思います。
楽器

Fender JazzBass 1974
リセールバリュー:良い
写真はフェンダーUSAの1974年製ジャズベースです。現行のアメリカンビンテージシリーズの復刻版ではなく、本物のビンテージとなります。
74年製のビンテージは、市場的にそこまで価値が高いものではないことと、配線の交換などでオリジナル度が低いため、210,000円(税込)で購入できました。
3年ほど使用して2015年に委託販売で約240,000で販売。私の手取りは190,000円でした。
楽器は、店舗に自分の楽器を預けて、楽器が売れた際に委託手数料(販売価格の20%が相場)を差し引いた金額を受け取れる委託販売のシステムがあります。
楽器が売れるまでは現金を受け取れませんが、通常の買取より高額で売却できます。
楽器本体に限らず、アンプやエフェクターも同様のシステムを利用できるため、音楽をやっている人は自分の機材を売って買ってすることで、使用機材をローテーションしていることが多いです。
人気モデルであれば、買取金額も良いため趣味の道具の中では比較的良いリセールバリューと言えます。
楽器販売時の注意点
- リサイクルショップへは持ち込まない。必ず専門店で査定
- 入金を待てるのであれば委託販売を検討
- 弦交換やネック調整など、日ごろから丁寧に扱う
- ステッカーなどを貼らない
- ペグやピックアップなどの部品交換をする場合もオリジナルの部品は残す
楽器は必ず専門店で売却しましょう。リサイクルショップや○○OFFなどの店に持ち込むと悲惨なことになります。
釣り道具
リセール:モノによる
私はリサイクルショップにタックル一式を売ってしまったのですが、これも専門店へ売却することができれば、少しはよい結果だったかもしれません…
釣り道具は消耗が激しいデリケートな道具となりますので、買取可能なのは比較的状態の良いロッド、リール、ルアーなどの商品に限られます。メガバスなどの有名ブランド商品であれば、高価買取も期待できそうですね!
小物であれば、ヤフオクやメルカリを利用した個人売買を検討するのが良いかもしれません。
スキー・スノーボード
リセールバリュー:悪い
本格的にやっていない限りは、物置の肥やしになっている可能性が高いものですね。
私もそこそこ値段のするスノーボード(ボード+バインディングで120,000ほど)が10年近く眠っていまして、とにかく処分したかったのでハードオフへ持っていったところ、2,000円で買い取ってもらえました。
こういったスポーツ用品は安全上の問題もあってか、中古で売買されることは少ないような気がします。基本的に新品購入です。買取査定のサイトもいくつかのぞいてみましたが、大半が買取不可との回答でした。大きくてかさばる物なので、手放せてお金が手元に入ってきただけでも良かったです。
本・CD・DVDなどのメディア商品
リセールバリュー:悪い
電子書籍やダウンロード配信が主流の現代に、こういったメディア商品は余程のレアものでもない限り高価買取は厳しいです。
むしろ買取を断られてしまうかもしれません。無料で引き取ってはくれますが、それを店舗側で原価0円で販売するパターンです。
ネットオフなどで大量にまとめて売ると、店頭での買取よりは少し良い結果となるかもしれません。
これらのメディア商品は、少量であれば場所を取らないため、マーケットプレイスやヤフオクなどの個人売買でコツコツさばいていく方が良い思います。
まとめ
いかがでしょうか?不用品も、ただ捨ててしまうより、少しでもお金になるように処分した方が生活の足しになりますし、有効に使用してくれる方の手に渡る可能性も高いです。
すべての物に対して共通して言えることは、
- 売却する品物に理解のある会社で査定を行う
- 一社(一店舗)だけの査定金額で決めない
- 人気ブランド・人気商品であるかで査定金額は全く異なる
以上の3点です。長く乗りたいと思った車や、一生使いたいと思った時計なども、必ず維持し続けられるとは限りません。生活の事情で手放すことになったとしても高額で売却できるように、こちらの記事を参考にしていただけると幸いです。
物を買うときには手放してしまうことにならないよう、しっかりと考えて購入することが大切ですが、何らかの事情で手放すことになっても損をしないように知識を身につけておきましょう。
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