SimpleLifelog(シンプルライフログ)管理人のShinです。
今回は、当ブログ初のライブレポートで、2025/10/26(日)に行った『This is ACIDMAN 2025』日本武道館公演の感想をまとめたいと思います。
当記事は、LiveFansに掲載されたセットリストを参考に自分の記憶を頼りに書いています。MCのタイミングや内容、演出などの記載に間違った箇所がありましたらコメント欄よりご連絡ください。
This is ACIDMANツアーはセットリスト公開ライブとなりますが、10年ぶりのためセトリは同ツアーの他公演のみチェックして、ネタバレ無しで楽しむことにしました。
それでは、一曲ずつ感想を書いていきます。
- 1 This is ACIDMAN 2025 @日本武道館 ライブレポート
- 1.1 SE 最後の国
- 1.2 1.world symphony
- 1.3 2.夜のために
- 1.4 3.FREE STAR
- 1.5 4.式日
- 1.6 5.スロウレイン
- 1.7 6.白と黒
- 1.8 7.リピート
- 1.9 8.sonet
- 1.10 9.季節の灯
- 1.11 10.愛を両手に
- 1.12 11.世界が終わる夜
- 1.13 12.風追い人(前編)
- 1.14 13.cps 〜 14.廻る、巡る、その核へ
- 1.15 15.ファンファーレ(投票楽曲)
- 1.16 16.輝けるもの
- 1.17 17.造花が笑う
- 1.18 18.ある証明
- 1.19 19.ALMA
- 1.20 アンコール1. feel every love
- 1.21 アンコール2. Your Song
- 2 初めての武道館ライブの反省点
- 3 まとめ
- 4 そのほかACIDMANのことを書いた記事はこちら
This is ACIDMAN 2025 @日本武道館 ライブレポート
SE 最後の国
開演の17:30から約10分遅れで照明が消え流れたのは、アルバム『ALMA』一曲目の『最後の国』
ALMAツアーも行っているから、この曲がSEだったことは本当に感動です。
聞くところによると、フェスやイベントでは定番になっているみたいですね。
手拍子でこれから始まるステージに想いを馳せながらメンバーの登場を待つ…だんだんと盛り上がりながら最後は静かに終わってこれから始まる一曲目に繋がるのは、本当にライブのSEとして完璧です!
ACIDMANのライブ全部このSEでいいんじゃないかってくらいの完成度です。
メンバーの入場が完了し照明が変わって一曲目に演奏されたのは…!?
1.world symphony
イチゴさんがドラムソロで会場を盛り上げてくれます。

ハイスピードで短いドラムソロが終わってイントロが始まったのは『world symphony』
ACIDMANの中で1番好きなんじゃないかと思ってるくらい大好きな曲。一曲目に演奏されて本当に嬉しかったです。
バックスクリーンに映し出される光の映像と紙吹雪…昔の地方公演にはなかった”憧れ”の演出も相まって、自分の中の「最高のworld symphony」がまた更新されました。
個人的に、今までのセトリやインタビューを読んで一曲目に来ると予想していたのは
の3曲だったので、予想は的中。
いつまでも聴いていたい…曲が終わらないで欲しい…そう思いながら一瞬で時間は過ぎていきます。
演奏後、大木さんの「こんばんはACIDMANです!」からの2曲目は…
2.夜のために
比較的最近の曲でライブで初めて聴けてよかったです。
world symphony直後に熱量の高い曲を歌えるのは本当に凄い。
リフもあって今までの楽曲よりも更に演奏難易度高そうなのに、音源以上のクオリティで演奏できるのはさすがライブバンドです。
スクリーンに歌詞が映し出されるのも良かったです。
個人的に、アルバム『innoence』の時代から大木さんの声に高音の伸びと艶やかさが増して、よりセクシーな歌い方に変わったなと思っています。

『Stay in my hand』のラスサビの入りに似た雰囲気、共感できる方いらっしゃったら嬉しいです!
めちゃくちゃライブ映えする曲でした。
演奏後はイチゴさんの軽快なダンスミュージック風のドラムソロで照明がディスコのような雰囲気に…これは、FREE STAR確定演出…!
3.FREE STAR
会場も大盛り上がりで、手拍子で盛り上げながらイントロのギターリフに入ります。イントロと同時にミラーボール出現。
16年ぶりに生で聴けたFREE STARでした。
歌詞に合わせた映像がスクリーンに映し出されて、演奏も演出も全てが完璧!
私は歌詞の”たった一秒で世界は変わる”の部分をすごく気に入っていて、後半のMCで大木さんが「宇宙から見たら地球の時間の流れなんて一瞬だ」といったことを言われていて、そのようなイメージで書いたのかなと思いました。
20年近く前に作られた曲とは思えない完成度にただただ感動です。
最後のリフをタメてゆっくり弾くのを観られるのもライブならではの楽しみ。

4.式日
FREE STARの次は式日
アルバムLIFEの曲順そのままに演奏されたのは感動でした!イントロと同時にスクリーン出たタイトル『式日』のグラフィックもめちゃくちゃかっこよかったです。
実は式日をライブで聴いたのは初めて。
式日はACIDMANの中でもかなりシンプルな曲だと思っていて、シンプルな曲調で観客を魅了する技術にただただ驚きです。
FREE STARに続いて、会場全体がキラキラした雰囲気に包まれていました。
5.スロウレイン
式日あったからスロウレインはないかも…と思っていたら次に演ってくれました!
FREE STAR→式日→スロウレインの3曲連続の流れだったのは本当に嬉しかったです。
green chordやLIFEの時代はあまりにも転職がうまくいかず、心の支えにACIDMANを聴いていました。
若かりし頃にACIDMANを一番聴いていたのがこの時代だったので、この流れは本当にアツいです。
音源で聴くよりも、クリーンなギターの高音の伸びが凄くて、サウンドも年々進化しているのだと感じました。

6.白と黒
若い頃に大好きだった曲が続いてもうこれだけで感無量。
スロウレインの後に演奏されたのは、2024年発表の新曲『白と黒』
green chordやLIFE時代とも違う、管楽器を取り入れた激シブなサウンドがめちゃくちゃ気に入っていたからこのタイミングで演奏されたのが本当によかったです。
照明と映像もJAZZバーのような雰囲気になって、まさに「大人のROCK」を感じます。
本当に個人的な考えなんだけど、ACIDMANの実力の真骨頂はミディアムテンポの曲にあると思っていて、前回書いたACIDMAN楽曲紹介でもそのようなことを書きました。
FREE STARからの流れで大好きなミディアムテンポ曲を連続で演奏してくれて本当に嬉しかったです。
7.リピート
ノリがいい曲が連続して、ここから雰囲気が変わります。
序盤→中盤→終盤と雰囲気を変えながら展開していくのは、昔からACIDMANライブの醍醐味。
7曲目は、比較的初期のアルバム『Loop』に収録されているリピート。
これまでに演奏された曲と違って、音数を極限に絞ったミニマルなサウンドは圧倒的です。
全体のサウンドも音源より凄く進化していて、特にサトマさんの弾くベースの音が独特で耳が幸せでした。
スクリーンには緑が映し出され、演奏×映像の相乗効果で最高のステージに仕上がっていました!
This is ACIDMAN 2023の動画で同じ演出をしているので、是非観てみてください。
自分がACIDMANを聴き始めたのがちょうど『Loop』時代の2003年で、サビで繰り返される”何を手に入れた?”を聴きながら、自分の20年間を思い出し涙が止まらなかったです。

ACIDMAN本当にありがとう!
8.sonet
ここで、大木さんのMC
「あらためて、こんばんはACIDMANです!
楽しんでもらえてますか?」
会場は大盛り上がり。
「次にやる曲は、sonet。この曲は…
ここで拍手喝采
「あーよくあるよねタイミング被っちゃうやつw 道譲り合っちゃうみたいなw
次は拍手しやすいタイミングで喋るね」
大木さんって昔からユーモアのある方だと思っていたけど、今回のMCはめちゃくちゃ面白かったです。
「よく、武道館ライブやった他のミュージシャンが”一番後ろの観客一人一人の顔まで見えた”って言うけど、あれ嘘だね笑
でも、ここから見える景色はとても壮大で本当に特別なことだと思います!」

大木さんの純粋さって本当に面白くて、その”純粋さ”が芸術的な楽曲を生み出しているのだと思います。
その後、sonetについての説明を詳細にしてくれました。
バタフライエフェクト=蝶が羽ばたいてできた風は、地球の裏側では台風に変わっているかもしれない…それをモチーフにsonetを作ったと言われていました。
曲の説明が終わり「sonet 聴いてください。」
タイミングバッチリの拍手からドラムのイントロに入ります。
あの日君が流したその涙は
遠い国に降り注ぐ雨になるだろう
そして綺麗な花を咲かせるだろう
僕はそれを奇跡と呼ぶんだ
だからどんなに小さなこの歌も
いつか夜空を駆ける風になるだろう
その中で舞う君を見つけるだろう
僕らそこでまた笑い合おうぜ

そして『sonet=小さな歌』ってタイトルにも納得。
曲の説明を聞いた後に聞くと歌詞の一字一句まで染み渡り、改めて大木さんの詞の世界の素晴らしさを実感することができました。
間奏ではバックのスクリーンが上がって、『四家卯大ストリングス』が登場。
曲中にストリングスが登場する演出は、A beauteifull greedツアーファイナルでOVERをやってた時の映像で見たことあって、THE BACK HORNの武道館公演でも同じ演出がありました。
初めて武道館で観るACIDMANでこの演出を見られるとは…!ただただ感動です。
曲が終わり「四家卯大ストリングスにも大きな拍手を! ここからはバラードのコーナーにしたいと思います。」
9.季節の灯
大木さんがギターをアコースティックギターに持ち替え。
「次にやるのは季節の灯という曲です。僕らパンクバンドみたいな感じでデビューして、この曲を作った時には”アコギなんて弾いてんじゃないよ”なんて事をよく言われてたんだけど、僕らにとって大切な曲です。
人間は、生まれて、生きて、死んでを繰り返して、死んだらどうなるのかな?って不安もあるけど生きてても死んでてもいいんだ。」といった事を言われていました(うろ覚えですみません)
季節の灯は私が一番好きなアルバム『and world』に収録されていて、初期の作品と比べると結構雰囲気が変わっていてメンバー間でも様々な衝突があったと聞きます。
少しずつ変わっていく音楽性に戸惑う時期もあったものの、個人的にand worldがACIDMANの音楽性とスタイルを確立させたアルバムだと考えていて、この作品がなければ私はACIDMANを聴き続けなかったのかもしれません。
初めて生で聴いた『季節の灯』は滅多に聴けない大木さんのアコギの音色も相まって感動的でした。
10.愛を両手に
恥ずかしながら、アルバム『Λ』の時期はあまりACIDMANを聴いていなく、少し聴き込みが足りていなかったなと思いました。

一番聴いたアルバムが『and world』だとしたら、一番聴き込めていないアルバムは『Λ』になります。
映し出される歌詞を見ながら、生で聴いてもっと好きになりました。
10〜15年前は仕事も私生活も上手くいかない中で頑張って観に行ったACIDMAN。
人生のどん底でACIDMANの音楽が支えで、その経験がなければ私は今のように安定した生活を送ることはできなかったかもしれません。
大木さんの「幸せだったかい?」に自信を持って「幸せでした」と言える人生を送れて本当によかったです。
これから『Λ』ももっと聴き込みます。
11.世界が終わる夜
バラードのコーナーも終盤。『プリズムの夜』か『世界が終わる夜』が聴きたいと思っていたら後者でした。
ドラムの静かなカウントから始まって、短いギターのイントロ。
実は私がこの公演の前に最後に行ったライブが『有と無』のツアーだったので、10年越しに聴けたことは本当に感動でした。
こちらのYouTube動画でも近い演出で演奏されているので是非観てみてください。
アウトロでだんだん壮大に盛り上がっていくのもいいところ。
その壮大さにはストリングスが必須で、生のストリングスと合わさって、本当にこのタイミングで演奏されたことは嬉しかったです。
12.風追い人(前編)
4曲連続バラードのコーナーが終わって大木さんのMC
「どうだった?初めて来てくれた人には長かったんじゃないかな?
言いたいことはわかるよw わかるんだけど、もうちょっと僕らに付き合ってください」
大体このような感じでした。

ここからは歌無しのインストゥメンタル(インスト)曲を演奏することを宣言して、毎回セットリストを変えたThis is ACIDMAN2025の中でも『風追い人(前編)』だけは全ての公演に入れたと言われていました。
今は亡き坂本龍一先生が参加してくれて、それは大木さんにとって、とても光栄な機会で大切なことだったからこの曲を選んだとのことでした。
スクリーンにはPVが映し出され、演奏と合わせて一つの芸術作品のように仕上がっていました。
音楽だけの枠に捉われない、演劇や映画やダンスともまた違う新しい世界が作り出されていたと思います。
映し出されていたのはこちらの映像で、映像付きで聴くのは初めてでした。
13.cps 〜 14.廻る、巡る、その核へ
『風追い人(前編)』の余韻に浸るのも束の間、次のインスト曲へ。
アルバム『equel』に収録されている『cps』
この曲は『廻る、巡る、その核へ』とセットだと思っているので合わせて書きます。
演奏開始から「アルバム”equel”の音だ!」とわかりました。
ACIDMANの音(特にギターの音色)はアルバム毎にそれぞれ異なると思っていて、この日聴いたのはまさにequelに収録された”音”そのままでした。
だとしたら、次に来るのは必然的に『廻る、巡る、その核へ』
スクリーンに映し出されたのはこちらのPV。
10分近い大作があっという間に感じられるほど、展開を変えていく曲調と曲に合わせて変化する映像にただただ圧倒されました。
宇宙・地球・生命・生まれ変わり…ACIDMANの全てが詰まった渾身の演奏だったと思っています。

15.ファンファーレ(投票楽曲)
壮大な、風追い人(前編)〜廻る、巡る、その核へが終わって静寂に包まれる会場。
この余韻を言葉で説明するのは私には難しいです。
そして、大木さんのMC
「えっと… ついて行けてますか笑?」

確かにバラードやインスト、長編が続く展開は、フェスやイベントでしかACIDMANを観たことない方やアルバム単位で聴いていない方には意外に感じられるかもです。
「自分は不器用だから、変わっていくことは難しくて、これしかできないから好きなように演らせて欲しい」といったことを仰っていたと記憶しています。
そして、楽しみにしていた投票楽曲のコーナー。
大木さんも「This is ACIDMANはシングル曲、MVがある曲を選んでいるけど、アルバムもシングルも関係ない投票でこの曲が選ばれたことは意外でした。そして、こんなにもこの曲を武道館で聴きたいと思っている方が多くて嬉しかったです。」と言われていました。
照明が消えて、静かなギターアルペジオのイントロが始まったのは、2021年のアルバム『innocence』の最終曲『ファンファーレ』

もっと初期のマニアックな曲とか、シングルのカップリング曲とかそういうのが来ると思ってたら全然違って驚き
以前に書いた記事でも「ACIDMANのアルバム最終曲にしては何か雰囲気が違う」と書きました。
雰囲気が違うと感じた理由は、ACIDMANにしては珍しい常時変拍子の曲だからなのかなと思います。全体的に大人しめの曲調でありながら、タイトルの通り”ファンファーレ”を感じさせる管楽器の音も入って新たなACIDMANワールドを造り出しています。
『innocence』自体がかなりお気に入りのアルバムだから、これからももっとファンファーレを聴きたいです。
曲が始まってバックに映し出された”Fanfare”のデザインがカッコ良すぎたのでステッカーも買いました。

私が他公演の投票楽曲を除いて聴きたいと思っていたのは
の3曲です。今回は投票していなかったので次回はやります!
新鮮な曲がファンに愛されているとわかり、これからもずっとずっとACIDMANを聴き続ける仲間がいてくれるのだと安心しました。
16.輝けるもの
終盤は、ハイスピード曲を連続させて盛り上げるのはACIDMANライブのお決まりの流れ。
今までのセトリから、新曲であるこの曲が演奏されるのはほぼ確定。初めて生で聴くのを楽しみにしていました。
定番の”ACIDMAN節”全開の曲調でありながら、初期の頃から声もサウンドもアレンジも全てがアップデートされていて「ACIDMANはどこまで進化を続けるんだ?」と思わずにはいられなかったです。

12/20の『”光学”全曲初披露ライブ』と、『ACIDMAN LIVE TOUR “光学”』KT Zepp Yokohamaもチケットを取っているからまだまだ聴けるチャンスありです。
17.造花が笑う
会場の熱気が一気に上がったところで、サトマが弾く”あの”ベースのイントロ

スクリーンに映し出される黒背景で白文字の『造花が笑う』もめちゃくちゃカッコよかったです。
この20数年間、いいことも悪いこともたくさんあった…それは、ACIDMANのメンバーも、今同じ会場にいる人たちもみんな同じだ…
終盤であることはもう分かっているから、20数年間に想いを馳せながら一瞬一瞬を逃さぬよう必死に聴きました。
バックの映像もPVで使われていたグラフィックが流れて演奏も相まって感無量です。
18.ある証明
造花が笑うが終わった直後に3人のセッション。

セッションが大盛り上がりの中、イントロのコードを力強く弾き右手を上げる大木さん。
そう…自分はこの”瞬間”をもう一度観たくてこのライブに行くことにしたんだ!
何度観ても聴いても飽きない。ライブでは絶対に演奏して欲しい名曲中の名曲。
10年越しに、進化したACIDMANの『ある証明』をまた聴くことができて本当によかったです。
19.ALMA
会場の熱量がピークになっている中、大木さんが「次が最後の曲です」
楽しかったライブももうすぐ終演。
「何か宗教演説みたいなこともしちゃってごめんね。
初めて来てくれた人びっくりしたでしょ?」
サトマのベースがMusicmanのスティングレイに変わっていたので、これはもしかしたら?と思っていると、最後の曲は『ALMA』だと大木さんが宣言。

輝く星の映像と雪のように降る紙吹雪…
武道館だからこその演出で『ALMA』を聴くことができて、これもまた「自分の中の最高のALMA」アップデート完了です。
過去に書いたおすすめ楽曲紹介でも、ALMAは楽曲アルバム共に深い思い入れがあるため、This is ACIDMAN2025 武道館公演最後の曲だったことは一生の思い出です。
アンコール1. feel every love
ALMAの余韻が残る中、メンバー退場
すぐにアンコールの拍手で再登場を待ちます。
「アンコールありがとう。時間見てびっくりしたよ。2時間半もやってたんだね。
普段はこんなに長くやらないし、こんなに長く喋らないんだけど、今日だけはいいよね?長い間付き合ってくれてありがとう!」
アンコール1曲目はアルバム『光学』からの先行配信曲『feel evely love』
四家卯大ストリングスも再登場。そして、ゴスペルの聖歌隊も入場。
初期の頃からレコーディングやイベントでお世話になっているはずのゴスペルシンガー オリヴィアさんの名前をメンバー誰もが思い出せなかったのが笑えました。
この曲もまた、今までのACIDMANにはなかった手拍子をしながらみんなで歌う曲調で、本当にどこまで進化するつもりなのか…と今後の活動がより楽しみになりました。
MCでは「最近、CD買う人って少ないよね。どんな形であっても僕等の音楽を聴いてくれるのは嬉しいよ。
“光学”のジャケットの黄色だけでも、十数種類のサンプルの中から選んで、こだわって作ってるから是非手に取って、感じてください。」と言われていました。
私も『光学』と『ACIDMAN Tribute Works』両方購入しました。

確かに『光学』の黄色は配信の画像で見るよりも蛍光色が強く、マットな質感の紙ジャケだったから10数年ぶりにCDを購入してよかったです。
アンコール2. Your Song
ここでまた大木さんのMC。
自分が今まで行ったライブを思い出しても、大木さんってこんなに頻繁にMCを入れずに淡々と演奏を続けていたイメージがあります。昔はイチゴさんがMCをほとんど喋っていた記憶です。
「パンクだ、ロックだ、ジャズだ、ファンクだ、そしてゴスペルだとか忙しいこと言ってる僕等に最後まで付き合ってくれてありがとうね。
でもね、日本中、いや世界中探してもこんなバンドなんていないでしょ?だからこれからもよろしく!」
本当にその通りで、自分も他のJ-ROCKや洋楽を聴きながらも結局はACIDMANが一番になるのは、その世界観に魅了され惚れ込んでいるからです。
まずは、2人のメンバーにお礼を言って、サポートしてくれたミュージシャン、スタッフ、観客にお礼を述べる大木さん。

大木さん「これが最後の曲です… Your Song」
10年前に行った『有と無』ツアーのアンコール最終曲も同じ『Your Song』
展開がわかっていても、いつも同じ曲だとしてもやっぱりこの曲がいい。
ライブで聴くたびに「ACIDMANのライブに行けたんだ!」と実感します。
スクリーンには歌詞の日本語訳が流れて、ラスサビでは花火のように金色のテープが放出され、これまでに観たどのYour Songよりも最高の演出でした。

これはもう”ライブ”と言うより”コンサート”です…!
メンバーが退場した後は、スクリーンにエンドロールと映像が流れ、映画のようなエンディングでした。
そして、『ACIDMAN LIVE TOUR “光学”』開催決定の告知!

1公演目のKT Zepp Yokohamaのみ先行でチケットを取っていて、あとはウェスタ川越か、ファイナルの幕張メッセ国際展示場に行こうと思っています。
来年小学生になる5歳の息子もACIDMANの曲を数曲覚えていて、座席のある公演に初めて連れて行くのも楽しみにしています。

初めての武道館ライブの反省点
ライブレポートはここまでで、今回初めて大規模会場である『日本武道館』でのライブに参加して次回に活かしたいことをまとめます。
物販(グッズ販売)の並びは想像を超える
ライブレポートにも物販の並びで『Λ』一枚聴いたと書きました。
実際にはアルバム1枚どころか2枚以上聞けています笑
今回は開演が17:30であったため、15:10ごろから物販に並び始めました。
物販の開始は15:00〜だと誤認していて、実際の開始は今公式サイトで確認したところ13:30だったようです…
この時点で武道館の半周を折り返すほどの列ができていて「一時間くらい並ぶかな?」と思っていたらそんなもんじゃなかったです。
17:00を過ぎてやっと物販のテントの近くまでたどり着いたものの、開演時間が迫っていてこのままだと購入できたとしても開演に間に合わないリスクが高いため17:20に判断し列を抜けました…

子連れじゃなくて本当によかった。
終演後に再度1時間弱並んでやっと購入。
第一希望のTシャツや狙っていたグッズは売り切れていて、第二希望のTシャツもSサイズしかなく大規模会場物販の”洗礼”を受けることに。
地方公演だと、入場待ちの時に早々に買えるくらいの感じだったのでその感覚は甘かったです。
購入したのは第一希望の『All songs Tee』が売れ切れだったため、『Road to 武道館Tee』のSサイズを購入。

あとは手拭いとクリアファイル、楽曲ステッカー『Fanfare』と『and world』

武道”缶”キャンディもお土産に買って帰る予定だったのに売り切れ…
大規模会場で物販に並ぶ時は、開始1時間くらい前から並ばないと買えないことがわかりました。次回に活かします!
最後の”金テープ”を貰って帰ればよかった
アンコール2曲目のYour Songのラスサビで放出された金色のテープ。
出口付近でアリーナ席にいたガチファンの方が配っていて、特に必要ないなと思って貰いませんでした。
しかし、後ほどSNSを見るとこのテープには『This is ACIDMAN 2025』の印字があって、記念に貰っておくべきでした。

オペラグラスはあってもなくても良さそう
今回チケットを取ったのは1ヶ月前で、指定席は2階南東スタンドの後ろから2列目の席でした。
今まではスタンディングの10列目以内で見上げることができたACIDMANの見え方は全然違います。
念のため、と思ってAmazonで評価が良さそうなオペラグラスを用意しておきました。
自分がオペラグラスの使い方に慣れてないせいか、焦点を合わせるのにやや時間がかかり、焦点が合っても細かい表情や指の動きまでを見るのは難しかったため、そこはモニターを見ておいた方が良いのかなと思いました。
2階席での音の聞こえ方
2階席後方であっても十分に音は届きます。
今まではスタンディングでメインスピーカーの直近で聴いていたため、それと比べると”音圧”の面ではやや劣ります。
その代わり、2階席だと全体のサウンドをバランスよく聴けて『大人の愉しみ方』ができるのがいいところです。
静かな曲の入りでは、エフェクター(ギターやベースの音色を切り替えるペダル)を踏む音まで聞こえました。
スタンディングでメンバーを見上げながら大迫力を楽しむか、2階席でじっくりと全体を俯瞰するか…どちらであっても楽しめるので、『光学』ツアーはスタンディングと座席のある公演両方行こうと思っています。
まとめ
まとめ1:ACIDMANの音は”色”が付いているように聞こえる
どなたかがSNSかYouTubeのコメントに書かれていたことの受け売りなんだけど、ライブで聴くACIDMANの音は、一音一音に”色”が付いているように聞こえます。
同じ楽器を使っている時も、エフェクトや演奏方法で全然別の音に聞こえるように一曲毎に作り込まれていて並々ならぬ拘りを感じます。(ギター・ベース・ドラム全てに当てはまります)
ライブで”色”を味わったら、その後音源を聴いても色を感じることができます。
ライブに行くのって、当日だけじゃなくて予習で聴き込んだり、セットリストを想像したり、ライブ後はプレイリストを組んで振り返ったりと一度で何粒も楽しめると思っています。
40代になってもそのような体験ができて、ACIDMANには本当に感謝しかありません。
まとめ2:初めてライブレポートを書いてみて
冒頭にも書いた通り、ブログでライブレポートを書いたのは初めてとなります。
大手メディアのようなライブレポートは書けないけど、自分の感情と感想を全面に押し出して書きました。
書きたいと思った理由は2つあって、一つは、撮影・録音禁止のライブの記憶を薄れないうちに残したかったからです。
10年以上前に行ったライブの記憶もしっかりとあるのだけど、やはり年数が経ってしまうと記憶の解像度はどうしても下がってしまいます。
2つ目は、自分が昔ACIDMANのライブに行っていた頃のSNSはmixi全盛の時代で、日記にライブの感想を書くと友達や同じコミュニティの方がコメントをくれて繋がっていくことができた体験をもう一度味わいたいと思ったからです。
同じライブに行った他県の方からもコメントをいただくことができて、ライブ会場で会う仲間もできたりして、若くない今ではなかなかそういったことって難しくなってるのかなと思います。
当記事をご覧いただけて興味を持ってくださった方は、当記事のコメント欄、またはX(simplelife_log)よりご連絡をいただけますと幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。次は12/20のZepp Hanedaでお会いしましょう!






















