一生に一度のイベントであり、多くのお金がかかる結婚式。
こだわり過ぎても、プランナーさんにお任せ過ぎでも予算オーバーになってしまう可能性は高いです。
今回は、1ヶ月前に結婚式を挙げたばかりの管理人が、結婚式費用の節約についてオススメの方法を紹介します。
はじめに:この記事の概要
- 結婚式の何に費用がかかるか紹介するよ
- ケチらない方がいい部分も紹介するよ
- 効果的な費用削減方法を紹介するよ
- 結婚式をしたいけど、予算はどうにか抑えたい
- これとこれは省きたいけど大丈夫かな?
- ミニマリスト的に、結婚式はやるべき?
低予算で結婚式を挙げたい場合は、フォトウエディングや小規模ウエディングなどのスマ婚と言われる挙式スタイルも一般的になっていますのでそちらも検討してみると良いと思います!
項目別の費用削減方法
料理・引出物

披露宴での料理や引出物は、結婚式費用の大きなウエイトを占めます。(体感的に3〜4割くらい)
また、単価×人数で費用が計算される部分となるため、少しのグレードアップで全体の費用は大きく変わります。
一般的に料理と引出物で、いただくと思われるご祝儀の半額程度をゲストにお返しするのが良いとされています。
そのため、料理や引出物のグレードを下げて費用を削減することはお勧めしません。

引出物は、家族で来てくれる方には一家に一つだったり、目上の方には少し高価な物を用意したりなど、単純に単価×人数とはなりません。
料理についても、ゲストに小さなお子様がいる場合は多少内容も変わってきますので、事前に確認して上手に調整しましょう。
また、料理とは別にドリンクについてもオーダーできる内容によってプランが変わってきますので、事前にゲストの好みを確認して最適なプランを選択すると良いでしょう。
式場が持ち込み可能であれば、自前でワインや日本酒、焼酎などを用意してもいいかと思います。
貸衣装

次にウエイトが大きいのが、ウエディングドレス・タキシードなどの貸衣装。
結婚式は女性がメインのイベントであり、大きなポイントとなるウエディングドレスのレンタル費用を削減するのはなかなか気が引けると思います。
貸衣装は、元々のプラン以外の物へのグレードアップや、お色直しによって、十数万〜数十万の単位で費用が変わります。
最も費用を抑えられるのは、プラン内で好みの衣装を選んで、お色直しは行わないパターンです。
しかし、多くの女性はカクテルドレスを着たいと考えられていると思います。
うちの妻もカクテルドレスは絶対ということだったので、我が家ではこのような方法で費用を削減しました。
カクテルドレスのレンタル費用はかかりますが、新郎側の貸衣装は一つで済むため十万円前後の削減が可能です。


ちなみにお色直しが和装となると、さらに費用が高額になりますのでご注意を。
招待状・席次表などのペーパーアイテム
こちらも、単価×人数で価格が変わってくるものとなりますので費用の増減に影響は大きいです。
最近では、LINEを利用して送信できる招待状のサービスや、招待状そのものを省略してLINE等でゲストを招待する手段を選ぶ方も多いそうです。
招待状を送る場合は、招待状そのものの費用や、ゲストへ郵送・同封の返送用ハガキに貼り付けるための切手代(慶事用切手を購入)が必要となるため数万の費用は必要です。
メールやSNSで簡単に連絡が取れる現代だからこそ、紙の招待状は温かみを感じられていいかもしれません。

ちなみに、親族には招待状不要だそうです。
そのほか、当日の席札や席次表などのペーパーアイテムも人数あたりの費用がかかってくる部分となります。
席札は省略する手段がありませんが、席次表や料理のメニュー表などは「ウェルカムスペースに1つだけ」や、「1テーブル、1家族に1つ」といった形にすると費用を削減することができます。
また、ペーパーアイテムを手作りしたり、格安で作ってくれる方へ依頼して持ち込む手段もあります。
その場合、式場に持ち込み料の支払いが必要になることがあるので、事前に確認しておきましょう。
会場装花・ブーケ

会場やテーブルを彩る装花と、結婚式の象徴とも言えるブーケ。
こちらも選択する花のグレードによって数万単位で費用が変わってくる部分となります。
こだわり過ぎなければそれほど価格は変動しないので、生花の場合は季節のものをお任せで揃えてもらうのが良いと思います。
また、装花を造花にすることでも、一気に数万単位での削減が可能です。
しかしながら、目が肥えたゲストには造花は不評だという話を奥さんから聞きました。
生花はゲストが持って帰ることができるので、予算が許すのであれば生花を使用することをおすすめします。
テーブルクロスなどのアイテム
テーブルクロスも、選択する物によって値段が変わるようです。
私が挙式をしたホテルでは、白のテーブルクロスだと費用追加なし、それ以外は追加費用がかかるとのことでした。
こちらは会場により異なってくる部分ですが、よほどこだわりがなければ最安の物を選択することで、数万単位で費用を削減することができます。
そのほかにも、会場のコーディネートに使うもの(キャンドルなど)は選択によって価格が異なってきますので、詳細を確認しましょう。
ウェルカムボード等ウェルカムスペースのアイテム
披露宴会場の入り口付近に飾るウェルカムボード。
新郎・新婦の似顔絵や前撮りの写真などを飾ることがほとんどです。趣味の品(絵や写真、楽器等)を飾るのもオシャレでいいかもしれません。
私は前撮りも行ってなく、ウェルカムボード専用の似顔絵などは費用も高く他の用途に使えないので頭を悩ませました。
最終的には、手先の器用な義母に2人の写真をベースにウェルカムボードを作ってもらい、二人で撮った写真を飾りました。

こちらも周りに手先の器用な方がいる場合は、依頼をしてみてもいいかもしれません。(相応のお礼は考えましょう)
動画上映、ビデオ・写真撮影
これが結婚式で私が一番

と思った部分です。ざっくりですが、
- 写真撮影(アルバム込) 15万
- ビデオ撮影 15万
- プロフィールムービー制作 6万
- エンディングムービー制作 15万
※ エンディングムービーとは、挙式や披露宴で撮影した映像を特急で編集して、披露宴の最後に上映するサービスのものです。
フルセットにすると結婚式費用の2〜3割くらいにもなってしまう金額です。
私としては、完全に無視できない費用だったので以下の構成にすることで費用は半分以下になりました。
- 写真撮影はそのまま
- ビデオ撮影は外注で安く
- プロフィール・エンディングムービー自作
詳細は以下に紹介します。
写真撮影について
写真についてはホテル提携の写真館が撮影を行い、豪華なアルバムとデジタルデータの納品を含めた価格となっています。
現場を何百、何千回とこなしているプロなので、写真の仕上がりもさすがで依頼してよかったと思っています。
さらに予算を抑えたい場合は、外部の写真屋さんやカメラマンに依頼をして、相見積を取って依頼する手段もあります。
その他、知人に謝礼を渡して写真撮影を依頼するのもありです。(ゲストに依頼すると式が楽しめなくなるので、ゲスト以外の方に依頼するのがおすすめ)
その場合、「希望のタイミングでの写真がなかった」などトラブルになる可能性もありますので、個人的には費用がかかってもプロに依頼することをおすすめします。
ビデオ撮影について
ビデオ撮影は特に必須ではなく、付けない方も多くいらっしゃるようです。(写真は大半の方が付けられるそうです)
私もそこまで費用がかかるなら特に不要かなと思っていました。
しかし、結婚式をやっている本人は、式の展開があっという間すぎてその間に何があったか把握しきれないということがわかりました。
なので、振り返りの意味でもビデオの撮影は付けておくことをおすすめします。
こちらも費用を安くするには写真撮影と同様に外部に委託する方法があります。
私の場合は、紹介してもらった地元の映像制作会社に依頼することで、持ち込み料を合わせても提携業者の提示価格15万円の7割程度に収めることができました。
プロフィールムービーについて
披露宴の中盤で流れる、新郎・新婦の生い立ちを紹介するプロフィールムービー。
結婚式ではよく見かけるものですが、こちらも必須ではないので潔く無しとする選択肢もありです。
私もこれほど費用がかかるのであればなくていいと思っていたのですが、奥さんからの強い要望により自分で作成することになりました。
幸い、MacにiMovieが入っていたので、10日間の期間で下調べから完成に至りましたがなかなかに大変でした。
このあたりのサイトを参考に作成しています。
普段から仕事でずっとパソコンを触っていたりブログを書いたりしている私ですが、動画作成ともなるとやっぱり別物でした。
短期間の作成には睡眠時間を削り、通勤中もアイデアを模索したりと簡単には行かない案件だったと思います。
具体的にはこのようなスケジュール感で進めていました。
- どうやって作るか、作れるのかの下調べ 1日
- BGM選定・テロップなどの大枠作成 2日
- デジタルデータの写真選定、ムービーへの挿入 3日
- アナログデータの写真選定・スキャン・挿入 2日
- 奥さんからの要望を追加しさらに編集 1日
- DVD書き込みのための備品調達・書き込み 1日
この期間、仕事以外の時間は全て動画作成に費やしました。
経験者であればサクッと作れるのかもしれませんが、経験がないとなかなかにキツいです。
ネット上で制作会社をある程度調べてみたところ、3〜4万円くらいの相場で作成可能な業者さんが多かったので、思い切って外注してしまうのもいいかもしれません。
上映方法はPC持ち込みで動画ファイルを再生か、DVD持ち込みの2択で、私はトラブルが少ないDVDを選択しました。

あと、自分が作成した映像に対する持ち込み料はかかりませんでした。この辺りは会場へ要確認です。
エンディングムービーについて
エンディングムービーも必須ではありませんので、あくまでもオプション的な位置付けです。
挙式や披露宴の動画をそのまま編集して終盤に流すといった器用なことは素人の私にはできないので、違う趣旨のエンディングムービーを自作しました。
具体的には、
といったものです。
プロフィールムービー作成で動画作成の要領を得たので、並行して作成することにして完成させられたのでよかったです。
凝った物でなくても、周りの方に感謝を示せるような内容のものであればなんでもいいと思いますし、なくても全然問題はありません。
結局、結婚式はやった方がいい?
私の場合、入籍してから2年経っていて、「このままやることはないのかな?」と思っていたけど、奥さんからの強い要望により実現することになりました。
準備等は色々大変でしたが、やってよかった!と心から思っています。
現在は昔よりは結婚式はやらずに入籍のみという方も増えていると思います。
結婚式を挙げる、挙げないはどちらにもメリットがありますのでパートナーと相談して最適な方法を選びましょう。
- 周りの人たちに改めて感謝できる
- 普段会えない人たちに会える
- たくさんの人に祝福してもらえる
- 親が喜ぶ
- 2人にとって特別な1日になる
特に両親は、入籍した日以上に喜んでくれていたと思います。
結婚式も特別な1日でしたが、私は入籍した日のことも大事に覚えています。
- 挙式にかかる費用を他の事に使える
- 準備や気遣いに疲弊しない
どちらが絶対良いということでもないので、2人で相談して決めるのが一番良いです。
管理人Shinの結婚式は
管理人Shinの結婚式は、ホテルウエディングです。
地元で長年実績のあるホテルで、親戚や友人の結婚式も多数行われた会場になります。
すごく高いイメージがあったんですけど、ここ数年の景気状況に対応してか最初から値引きしてもらっている部分も多く、予算内の費用だったので一回でその会場に決めました。
私的にはレストランウェディングやカジュアルウェディングも想定していたのですが、式場に任せると進行等はこちらは何も考えなくていいため、結構楽ではあります。
また、2人でこういった儀式的なことを行うのって結婚式以外ではないと思いますので、やっぱりホテルウェディングを選んでよかったと思っています。
なお、今回の記事で使用した画像は、素材ではなく全て私の実際の結婚式での写真となります。
まとめ

いかがでしょうか?この記事が結婚式を挙げるか悩んでいる・挙げたいが費用を抑えたい方の助けになれば幸いです。
また、ミニマリストの方で「結婚式はやらないか最小限に抑えたい」と思っている方も、パートナーの意向によってはそのようにできない場合もあります。
結婚生活は二人で歩んでいくことなので、パートナーの意見を尊重してお互い納得のできるウエディングにしていきましょう!

それでは、よいシンプルライフをお送りください^^


























