新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
2022年第一弾となる今回は、2020年に購入しながらも購入記事が書けていなかったクロケット&ジョーンズのセミブローグ靴“NEWBY”の一年間着用レビューを紹介したいと思います。
購入時のCrockett&Jones NEWBY
2020年の10月初旬にトレーディングポスト銀座店で購入。
オンラインでこちらのモデルが気になっていたので、見に行くだけのつもりで来店。
タイミングよく店舗で10%OFFを実施していたため、即購入となりました。
10%OFFとは言えパラブーツよりやや高額な価格だったため、私の靴人生史上最も高い靴となりました。
アニリンカーフの革質もめちゃくちゃいいです。
サイズはUK7.0(日本サイズでだいたい25.5cm)でEウィズ。
他に所持しているパラブーツやチャーチのUK6.0と比べるとやや大きめサイズですが、スタッフさんに足の長さと幅を測っていただいてのフィッティングなのでちょうど良いです。
サイズ感的には、大きすぎもも小さすぎもない感じなので、自身のジャストサイズ±0.5cmで試着して検討されるのが良いかと思います。
NEWBYを選んだ理由
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こちらのモデルNEWBY(ニュービー)は、おそらくクロケット&ジョーンズ(以下、クロケット)の定番モデルではなく、靴の大手セレクトショップであるトレーディングポストさんが別注されたものではないかと思われます。
他の百貨店やセレクトショップでこのモデルを見たことがなく、ネット上でもトレーディングポストのサイトでしかこのモデルは見当たりません。
このモデルを選んだ理由として、靴沼を迷走している時に以下の条件の靴が欲しいと思ったからです。
- セミブローグ
- 外羽根
- ラバーソール(ダイナイトソールがベスト)
- クロケットかチャーチかチーニーの英国靴
この条件にマッチするものを探した結果、唯一当てはまったのがクロケットのNEWBYでした。
自分は元々セミブローグ靴のデザインが凄く好き(フルブローグでもなくクォーターブローグでもなくセミブローグが一番)なセミブローグフェチなのですが、セミブローグってチャーチのディプロマットに代表されるような内羽根式が大半なんですよね。
これはこれでカチッとして凄くカッコいいのですけど、私の場合スーツに合わせることはあまり想定していないので、カジュアルに履ける外羽根式のデザインの方がありがたいです。
色々探したところ、エドワードグリーンの「カーディフ」が外羽根セミブローグでしたが、価格は予算の倍でドレッシーすぎるデザインだったので難しいと思いました。
そんな中出てきたのが、クロケットのNEWBYです。
ちょうど初めての“一流の英国靴”というのを履いてみたかったし、ドレス用のセミブローグと違いパラブーツのようなゴツ目のデザインが気に入りました。
前置きが長くなりました。次に1年と3ヶ月着用したNEWBYの画像を紹介します。
1年3ヶ月着用のNEWBY
昨日の大晦日にお手入れをしたばかりで綺麗な状態。
靴紐は純正の物から紗乃織靴紐(さのはたくつひも)の丸紐80cm黒に交換しています。
履きじわが入って使用感は出たものの、基本的には購入当初の状態とそれほど変わりません。
革のツヤ感も、お手入れによって増したような気がします。
シューツリーは、スレイプニルのものを使用しています。こちらも質感が高く使いやすいです。
ソールはイギリス ハルボロ・ラバー社のダイナイトソールで、クロケット社オリジナルのラバーの配合になっているそうです。
一年少々履いただけでは、まだまだソール交換が必要な気配はありません。
ヒールも多少すり減っているものの、まだ交換の必要はなさそうです。
こちらのモデルは、雨や泥の侵入を防ぐストームウェルト仕様で、ソールもダブルソールであるため一般的なドレスシューズと比べると重厚なデザインになっています。
おかげで「カジュアルでガンガン履けるいい革靴が欲しい」私の要望を十分に満たしてくれます。
ライニングのブランドロゴは多少擦れているものの、まだまだ綺麗に残っています。
NEWBYはクロケットのハンドグレードラインではなく通常ラインなので、Crockett&Jonesのロゴは型押しではなくプリントになります。
Crockett&Jones NEWBYのコーディネート
- アウター:Barbour ビューフォートSL
- トップス:DANTON フリースジャケット
- パンツ:Uniqlo レギュラーフィットチノ ネイビー
- シューズ:Crockett&Jones NEWBY
- 時計:Rolex エクスプローラー
- マフラー:martinique
前回のパラブーツ×バブアーの記事でも紹介した通り、同じ英国ブランドであるバブアーのビューフォートジャケットを組み合わせてコーディネート。
マルティニークのカシミヤマフラーは妻からのプレゼントで、肌触りの良さと、どことなく漂う英国感がすごく気に入っています。
これらのアイテムを着用した写真がこちら
全体的にトーンを抑えたアイテムでまとめているので落ち着いて見えますね。
足元の拡大写真はこちら
普通のビジネスシューズと違ってソール周りがゴツい分、カジュアルに合わせても十分に服の重量感を支えてくれます。
革靴にハマる前はスニーカーを履いていて、「何かコーディネートが締まらないな…」と思うことが多かったのですが、革靴にするだけで一気にコーディネートが引き締まることに気がつきました。(逆に、上手なスニーカーの履きこなしができなくなってきてる)
まとめ:価格に見合ったクオリティの英国靴
紹介した通り、クロケットの靴は革質、縫製などのクオリティは高いです。
個人的に、フランスのパラブーツより細かな部分の作りや革質は高いと感じています。
日本の靴の方が縫製などの技術は高いのですが、海外製品には海外製品にしか出せない”味”があります。
昨今、海外ブランドの靴は価格の上昇や革質の低下などが界隈ではよく言われています。
クロケットやチャーチ、パラブーツなどの海外ブランドの靴の購入を考えている方は、まさに「欲しい時が買い時」ではないでしょうか。
当記事がクロケットの靴購入を検討されている方の参考になると嬉しいです。
次回は、これまた2020年に購入したにもかかわらず記事にできなかった、チャーチのコンサルについての記事を書きたいと思います。