前回、初めての本格革靴ということで、内羽根ストレートチップのアシュランス3526BLを購入して2ヶ月。
革靴生活にだいぶ慣れてきたので、2足目としてカジュアルにも使えるダブルモンクストラップのオデッサ910BLを購入したのでレビューしたいと思います!
はじめに
- スコッチグレインのダブルモンクストラップモデルを購入したよ
- 2足目もスコッチグレインにした理由
- ダブルモンクストラップの汎用性
- 革靴は黒しか履かない理由
- カジュアルにも使える革靴が欲しい
- ダブルモンクでいい感じの靴ない?
- スコッチグレインって価格に見合う?
- 英国靴とか高過ぎて買えない
SCOTCH GRAIN ODESSA910BL
前回同様、オデッサ ダブルモンクストラップ910BLの全体像を写真と共に紹介します。
こちらのモデルは、スコッチグレインでは最も幅が狭い”E”の木型で作られています。
しかしながら、思ったより窮屈さを感じることはなく、前回のアシュランス(EEE)と同じ25cmを購入しました。
サイド
素材には、高級革であるヨーロピアンボックスが使われています。(前回購入のアシュランスは国産カーフ)
気持ちの問題かもしれませんが、アシュランスより滑らかで柔らかさを感じる革の質感です。
トゥ
トゥはストレートチップ。何もしていない状態でも艶は相当にあります。
ややカジュアル寄りなモンクストラップも、ストレートチップであることで精悍な印象に。
履き口
インソールには”SCOTCH GRAIN”のロゴ。
見た目は前回のアシュランスとほぼ変わりません。履き口が痛むことを避けるために、スタッフさんにはストラップの甲部分は脱ぎ履きの度に外すことを推奨されました。
こちらのモデルも純正のプラスチック製シューツリー付き。ちゃんとした木製のシューツリー持ってないから、そろそろ1個買わないとなぁ。
ヒール
踵には、スコッチグレイン特有の穴が空いています。
こちらは、ハンドメイドで作成する工程によって空く穴ですので、不良ではありません。
ヒールはゴム製。ソール紹介の項目で画像を紹介します。
モンクストラップ部分
ダブルモンクストラップは時計ベルトと同じような感じで、ベルト穴にピンを入れて固定する方式となります。
ストラップ方式の靴を履くのは初めてなんですが、靴紐を結んで紐履を履くのと同じくらいの手間で履くことができます。
革が馴染んできたら、甲側のストラップが止まった状態でも脱ぎ履きできそうです。
ストラップを止める金具は、革ではなく太いゴムバンドのような物で止まっています。
多少ほつれている部分がありましたが、まぁこんな物なのでしょう。切れなければそれで良しです。
ソール
今回、こちらのモデルを選んだ理由として、この美しいレザーソールであることも大きなポイントとなりました。
前回のアシュランスは、一部に滑り止めが付いたノンスリップレザーソールだったので、オールレザーの靴は初めてとなります。
滑らかなボルドー色のレザーソールには、この靴の製法である“Goodyear Welted”の刻印が入ります。
ソールが滑る/滑らないについては、後の項目で紹介します。
オデッサ 910BL着用レビュー
履き心地
冒頭に紹介した通り、こちらは最も細身の木型であるEサイズなので、若干のサイズアップが必要と考えていました。
しかしながら、店舗でのフィッティングでは特に窮屈に感じる部分がなかったため、ジャストサイズの25cmを選択。
ダブルモンクはつま先側と甲側のベルトでそれぞれ3段階に調整できるので、多少のアジャストは可能ですが、紐靴ほどはフィッティングを調整できないため、フィッティングはしっかり行うことをお勧めします。
なお、スタッフさん曰くベルトの調整は、横幅よりも甲の高さに対しての調整となるようです。
今のところ、履いていて全く違和感はなく、踵が浮いてし脱げそうになることもありません。
インソール(中敷き)の追加について
初めてスコッチグレインの靴を買った時に「インソールが汚れるのがもったいないから」という理由で薄手のインソールを中に敷いていました。
インソールは、薄い物でも履き心地は相当に変わります。
スコッチグレインでは、オールソール交換の時にインソールも交換してくれるので、何も入れずそのままの履き心地を楽しむのがお勧めです。
レザーソールの滑りについて
今までレザーソールの靴を避けていた背景としては、「滑るのが怖い」という理由からです。
確かに、新品時につま先から絨毯やタイルに足を付くと、ツルツルと滑る感覚はあります。
しかしながら、実際に履いてみるとほとんど滑ることはなく、履くごとに毛羽立ってきて滑らなくなってくるので、それほど気にする必要はないです。
ヒールは全てゴム製なので、踵から足を付くように綺麗に歩けば、滑って転ぶリスクは低いと思います。
1つ注意点として、土踏まずの部分で階段の角部分を踏んでしまうと滑ります。
当モデルに限らず、オールラバーソール以外の靴全般に言えることです。
私もこの靴ではありませんが、下り階段でこれをやって相当怖い+恥ずかしい目に遭ったことがあるのでご注意ください。
雨の日の着用について
当モデルは、雨天に対応したモデルではないので、雨の日に履くことはオススメしません。
雨だと滑るリスクは高くなり、アッパーやソールへのダメージも計り知れないので、雨の日は他の靴を履くことをお勧めします。
メンテナンス性
お手入れは通常の革靴と同じで、ブラッシングとクリームでお手入れ可能です。必要であれば油性ワックスもプラスするとツヤツヤになります。
一つ気になった点として、ダブルモンクストラップは通常の内羽根や外羽根のビジネスシューズより革が重なり合っている部分が多く、色付きのクリームを使う際は革の裏側に色移りしないように注意しながら塗り込む必要があります。
自分はとりあえずタンや重なる部分にはクリームを塗らず、ブラッシングの時に伸ばす程度にしています。
いい方法があれば教えていただきたいです。
オデッサ910BL 着用画像
着用画像をいくつか撮ってみました。
ビジネスカジュアルではこんな感じ。甲側のストラップを止めるのを忘れていました。
ジャケパンでも固くなりすぎず、きっちり足元を飾ってくれます。
足元画像のみですが、デニムに合わせても違和感はありません。
細身で裾が短めのデニムとのコーディネートが相性抜群です!
革靴は黒しか履かない理由
前記事のベルトのレビューの時にも少し書いたのですが、茶色の革靴があると、茶色のベルトや茶色用の靴磨きセットなどのアイテムが増えることになってしまいます。
また、冠婚葬祭では革靴は黒であることが基本なので、茶色の革靴より幅広い用途で使える黒のみを選んでいます。
茶色い革靴もさらっと履きこなせるとかっこいいのですが、上記の理由から手放し、黒のみに統一することにしました。
黒の革靴を2足買ったことで、古い茶色の革靴とそれに付随するアイテムも手放すことができたので、結果的に物の量は減っています。
2回目のスコッチグレインを選んで
2足目の革靴もスコッチグレインを選んだ理由は、1足目で品質の良さがわかっていたのと、直営店のポイントや割引のサービスからです。
スコッチグレイン直営店で靴を購入して会員になると、7月、12月のメンバーズフェアにて10%オフでスコッチグレインの靴を購入できます。
スコッチグレインの靴は、価格以上のクオリティがあると思います。前回記事にも書いた通り、修理料金も他ブランドと比べて安めです。
他にも国産の有名革靴ブランドとしてREGALがありますが、私の肌感覚ではこのような印象です。
- リーガル:とにかく実用性が高く、コストパフォーマンスの高い靴
- スコッチグレイン:質実剛健。とにかく”靴”が好きな人へ
完全に自分の感想です。
革靴はALDENやJ.M.ウエストソン、ジョンロブなど、インポートの高級ブランドも含め上を見るとキリがない世界です。
スコッチグレインは、それらのブランドの2〜3分の1以下の値段で本格的な製法の革靴を購入できるので、私のような革靴初心者には本当にありがたいブランドです。
おそらく、次の革靴(ローファーにするかも?)も、スコッチグレインになりそうです。
まとめ:大成功のダブルモンクストラップ
いかがでしょうか?この記事が、「スコッチグレインの革靴が気になっている」「ダブルモンクストラップでいい感じの革靴を探している」方の背中を押せると幸いです。
私も以前から気になっていたダブルモンクストラップの革靴を購入できて大満足です。
それでは、よいシンプルライフをお送りください^^