2024年2月吉日 東京に住んで初めて車を購入しました。
購入したのは、9年前に手放したのと同じスバル レガシィツーリングワゴン2.0R 5MT
今回は、この車のお気に入りポイントと、以前乗っていたのと同一の車を買った理由について紹介します。
レガシィツーリングワゴン2.0R 5MT
この車の概要について紹介します。
- 型式:BP5D(2006年式)
- グレード:2.0R B-SPORT
- 車体色:ダイヤモンドグレーメタリック
- トランスミッション:5速マニュアル
(さすがに同一個体ではなかった笑)
グレードや車体色が同一であることにまではこだわってなかったのだけど、たまたまいい物件が見つかりピンと来て即決。
人気グレードのGTやiではなく、あえて当時不人気だった2.0Rを選んだ理由やマニュアルにこだわる理由は後ほどの項目で紹介します。
次に、この車のお気に入りポイントを紹介します。
ダイヤモンドグレーメタリックの車体色
このレガシィは2006年式なので、スバルのアプライドモデル(年次改良)ではD型となり、後期型となった最初の年式。
このダイヤモンドグレーメタリックは後期型から追加された色。
黒でもシルバーでもない絶妙な車体色はずっと眺めても飽きないほどにお気に入り。
いわゆる“ガンメタ”カラーは今現在でも国産、輸入車問わず人気の色かと思います。
サッシュレスドア
一昔前はスバルのアイデンティティと言われた窓枠のないサッシュレスドア
残念ながらレガシィではこの型式で最後のサッシュレスドアとなってしまいました。
特に何かメリットがあるわけではないのですが、ドアを開けた時に窓枠のないことは高級感があってスタイリッシュだと思います。
昔は、スバルに限らずトヨタや日産、ホンダもサッシュレスドアが採用されてた記憶。バブルの時代を感じますね。
1DIN+1DINインダッシュナビ
前に乗ってたレガシィにもこれとほぼ同型のパナソニックストラーダFクラス1DINインダッシュナビが付いてました。
BPのレガシィはオーディオ周りにクセがあって普通の社外ナビを取り付けるのは少し難しいです。
そんな中、苦肉の策でセンターパネルの1DINスペースに1DINサイズのナビモニターを取り付けるのが当時は主流。
凄く好きな装備なのだけど、地図更新ができないから新しいナビを検討したところ、今現在国内メーカーにこの形のナビは存在しないようで…残念!
ナビについては交換予定なのでまた別の機会に紹介します。
エレクトロルミネセントメーター
一部グレードを除き搭載のエレクトロルミネセントメーター
普通のメーターと違ってライトを点けてない時でも発光します(多分LED?)
キーを回すとメーターリングとメータ指針が発光→メーターがMAXまで振り切れて、速度計が発光。
この動画は私の車ではないですが、これと同じ動き。
車に乗ってエンジンをかける度に運転のモチベーションを上げてくれる大好きな仕掛けです。
恐らく、今のスバル車もメーターが振り切れる動作は実装されてると思われます。
EJ20 DOHC ボクサーエンジン
今もスバル車のアイデンティティである水平対向(ボクサー)エンジン
普通の直列やV型エンジンと違ってピストンとシリンダーが2セットずつ対向に向き合ってます。
量産車で搭載されるのはポルシェとスバルぐらいとか。
そんなエンジン型式の違いがわかるほど私の感性は豊かではないのですが、車に興味を持ち出した頃からスバルのボクサーエンジンの車に乗りたい!願望がありました。
20年くらい前はボクサーエンジンの音といえばドロドロといった低い音を響かせていました。BP型になってからは上質な音に変わっています。
3000-4000回転で加速する時は気持ちいい音を出してくれます。
マフラーも2本出しで欧州車のような高級感。
そして、アクセルを踏んだ分だけ滑らかに加速したいとの想いから、あえてノンターボ仕様のエンジンを選択(燃料はハイオクだけど)
他グレードと比較して2.0Rを選んでる理由はまた後ほど記載します。
ボクサーエンジンとフルタイム4WD(シンメトリカルAWD)を搭載したレガシィは、日常のレジャーでしか車を使用しない自分にとってはオーバースペックだけど、とてつもない安心感と高揚感を与えてくれます。
5速マニュアルトランスミッション
最後に、1番のこだわりポイントであるマニュアルトランスミッション
この車を購入するにあたり「マニュアル以外はあり得ない」の条件で探しました。
ATだと高年式・走行少なめ・状態良好な個体は割とあり価格も大分抑えられます。
私は過去にATに飽きてすぐMTの車に乗り換えた経験がある事から「後から変えようがないトランスミッションを妥協すると痛い目に遭う」事を身をもって知っているのでそこは絶対に譲れないポイント。
普通車のMTなんてこの車しかほとんど運転した事がないから、「シフトフィールが〜」とか「ギア比が〜」といった評価は全くできません笑
ただ、入れたいギアには気持ちよく入るし、自分は燃費を気にしてできるだけ早くトップギアまで入れていくタイプなのでギア比についても全く不満はありません。
自分でギアを選択して走るのは本当に楽しいです。MTにこだわる理由は凄く長くなるのでまた別の記事で紹介します。
車購入に至ったきっかけと家族の反応
東京に住み始めてもう7年目。賃貸のマンションは一度も引っ越していなく、最初は妻と2人で住んでいたのにあっという間に子供2人の4人暮らしに。
過去の記事にも書いた通り、狭すぎる住環境に耐えられず賃貸の借り換えや持ち家の購入を検討したのですが、全て妻のこだわりにより却下となり流れることに。
「結婚すると、これほどまでに自分の意思で制御できる部分は少ないのか…」”ミニマリスト”であることを諦めても、やはりその想いは消えません。
住環境とはお互いの擦り合わせで成り立つものではないでしょうか。
趣味の釣りやスケボーも天候の関係や、子供に手がかかるようになって時間が取れなくなり上手くいかず、どうしようもないストレスを昨年の秋頃から抱えることに。
休日に家族で出かけるとしても子連れでの電車移動は大変になってくるし、行き先も電車で行けるショッピングモールや街中になるから休日の過ごし方もマンネリ化。
そのような生活を変えたかった私は、妻に車を買う事を提案しました。
妻も最初は「アルファードやハリアー、プラドの選択肢はないの!?」と言ってたけど、それらの車はレガシィよりもさらに大きく価格も相当高いため現実的ではないです。
結局妻も私が昔同じレガシィに乗っていたのを覚えていて、自身も同乗した事があることから、快く承諾してくれました。
そうなったら善は急げ。レガシィ再購入の構想は5年前の2019年からあり、相場や中古市場に多いグレードや色などはだいたい把握していました。
2019年に購入できなかった理由として、結婚式、息子の誕生、自身の病気での入院、娘の誕生などライフイベントが一気に来て車趣味どころではなくなったからです。
今、やっと落ち着いた。今なら買える。
妻の気が変わらない内に、不測の事態でまた購入が流れることにならない内に…
そんな時、ちょうどいい2.0RダイヤモンドグレーメタリックのMT車を中古車検索サイトで発見。
販売店は同じ関東地方である埼玉県の某市だったため、速やかに来店を予約。第二希望として2009年式2.0i ダイヤモンドグレーメタリックで走行の少ないMT車を見つけ、それも埼玉県の別の市にありました。
来店して車を見たところ「これは自分が乗っていた車体ではないのか?」と思うくらい、9年の月日が経った今もその車の外装・内装ははっきりと覚えていました(実際には違ったのだけど)
2006年式なので18年落ち。その年月は自分が予測もしていなかったような劣化も生み出してたけど、「これがMTのBPレガシィに乗る最後のチャンスだ!」と思い即決。
どのような劣化だったのか…は、また別の記事で紹介します。
第二希望は車体の販売価格と装備の差異から、最初にピンと来た2.0Rの車体に決めました。
2.0Rグレードを選ぶ理由
4代目 BP/BLレガシィは複数種類のエンジンがあってグレード毎に搭載エンジンは異なります。
一般的に人気があったのはこの2つ
- 2.0GT:レガシィと言えばコレ!の1番人気グレード。ハイパワーターボでめちゃくちゃ速い
- 2.0i:ベースグレード。レギュラーガソリン仕様で燃費も良く経済的
ノンターボだけど、ハイオクガソリン仕様のエンジンでMT車は190馬力もあります。
GTを避けた理由として、経年車なのでターボ関連部品の故障が怖い・ターボ程の加速は必要なく、ノンターボでも十分パワフルな事を知っているからです。
そして、2.0iと比較すると2.0RはGT寄りの装備で外観も多少違います。2.0iと異なる装備としては
- 17インチアルミホイル
- 2本出しマフラー
- エレクトロルミネセントメーター
- 運転席電動パワーシート
など。2.0iも限定車でそれら一部の装備が付くものもありますが、ただでさえニッチなMT車を探してる中そんな細かい装備にまではこだわれません。
そんな感じでハイオク仕様であることはやや不経済ではあるものの、妥協しない車選びは重要と考えて2.0Rを選択しました。
実は私、 BPの前にBL(セダンのB4)の2.0iに乗っていた時期が少しだけあったので、レギュラーとハイオクの差については誤差と考えています。
ガソリンが高騰しても、ハイオクとレギュラーの価格差は1リットルあたり11円くらいなのは今も昔も変わらないです。
ここからは、納車前に駐車場探しで苦労したお話し
都内の駐車場事情は思ったよりも厳しい
都内の月極駐車場相場は地方の5倍くらい。
それはもちろん知っていたし、そこも含めた車選びなのだけど、それ以上に私を苦しめたのは
駐車場の空きがない
こと。
車購入の前に駐車場のリサーチや料金の調査はしていますが、問い合わせまでは過去数年行った事なく、片っ端から電話をかけた駐車場や不動産会社も
- すみませんその辺りは空きがなくて…
- 軽かコンパクト以外空きないよ!そんなデカい車無理
- うちは近くの人にしか貸してないんだよ!そんな遠くの人には貸せないよ
徒歩で探し歩いて月極駐車場の看板を見て問い合わせた10件以上、そのような回答だった。
❷、❸は不動産会社ではなく個人の地主が貸してるような駐車場で、本当に書いてある通りの台詞を言われてクソみたいな対応だった。
そんな中、自宅から若干の距離はあり、機械式の立体駐車場ではあるものの空きがあり月額も安い駐車場が見つかりました。
早速審査に進んだけれど、車検証や任意保険の証券が必要と言われて、
車庫証明が取れないとナンバーが取れない
↓
駐車場を借りるにはナンバーが必要
↓
車庫証明が取れないと…
といった無限ループに陥いることに。
そんな中でさらに10件ほどの問い合わせを続ける中、家の近隣で予算にも合う駐車場が地元不動産会社の紹介で見つかりました。
そこは以前から保育園送迎の際に通りかかる駐車場で、同じBP後期型のレガシィが停まっていていつも横目見て「いいなー」と思っていた駐車場。
駐車場の下見をしてすぐに契約。契約には部屋と同じで仲介手数料や礼金も必要となった。この辺も地方では考えられなかった事なので、改めて都内で車を所持することの難しさを思い知りました。
警察署で車庫証明を取得。必要書類は全て揃ったため、1ヶ月弱の期間納車を待つことに。
納車日は雨の中、埼玉県某市の販売店まで2時間以上かけて1人で電車で来店しめでたく納車。
9年ぶりのレガシィ。9年ぶりのMT車の運転。
体はこの車の運転感覚を覚えていたようで、エンストもせず無事埼玉県から都心を縦断して自宅へ帰ることができました。
家族の反応は
妻「凄い綺麗でいい感じ!エンジン2個付いてるのがカッコいいね」
息子「スバル!!凄いカッコいい!早く乗りたい」
息子はトミカをたくさん持ってるのでスバルのマークを認識しているのだけど、持ってるのはフォレスターとBRZでちょっと形は違うものの印象は良さそう(BPレガシィのトミカは私が昔買ったものが実家にある)
後席にはチャイルドシートを2つ装着。そしてAmazonで買ったKIDS IN CARのマグネットを貼り付け。
BPレガシィはリアゲートの素材がアルミでマグネットが付かないため、装着位置はここになった。
今までは1人で乗っていたこの車で、家族を乗せてドライブ。乗車人数が増えても走りは全く衰えることなく、妻も乗り心地の良さに喜んでくれた。
アイドリングストップ機能と同じです笑
妻も本当は家の車として欲しい車種は別の物だったと思うけど、ローンを組まなくても現金一括で安く車体を買える・私が本当に気に入った車を手に入れられた事には凄く喜んでくれました。
東京に住み始めてから7年の間、車がなくても全く困らない生活を送っていたため、今回の買い物は完全に趣味の贅沢品。
しかしながら車という代物は家族で今まで行けなかったような場所にも行けるようになるから、リターンはとても大きいと思ってます。
小さな子供がいると、電車で少し移動するのも困難で、駅に着く度にエレベーターを探したり、電車内で騒ぐ子供に注意したりと周りにも気を遣います。
車だと他の人に迷惑をかける事は少ないのでその点は非常に楽になりました。
次回:この車にこだわる理由について
今回の記事で私のBPレガシィに対する思い入れは十分に伝わったかもしれませんが、途中にも書いた通りセダンのB4に乗っていた時期も少しだけあり、これで通算3回目のレガシィ購入となります。
何故スバルなのか?レガシィなのか?4代目のBL/BP型にこだわるのか?MTなのか?についてもう少し深く掘り下げたいと思います。
これらのこだわりは全て自分の経験に基づいていて、全て意味があるものになります。
次回もお楽しみに。
[2024/3/20 書きました!]
車種は自分が乗っていた2006〜2009年式レガシィツーリングワゴンのマニュアル車一択。それ以外になるのであればいらない。