前回、影響を受けたミニマリスト本について紹介しました。
紹介しきれなかったもの、新しく読んだものについて新たに4冊紹介したいと思います!
持たない幸福論 -pha
京大卒ニート(褒め言葉)phaさんの著書です。
現在の日本では、”普通”とされている生き方のモデルが非常に高いところにあるとの価値観に完全に同意です。
例えば、「大学を出て新卒で正社員で就職しないといけない」とか「○歳までに結婚して○歳までに子供を」「生きていくために貯金は○万円以上は必要」といったことです。
一つでも条件が欠けると、何だかとんでもない出来損ないのように捉えられる場合もあります。
しかし、一つ達成するだけでも凡人にはかなり高いところに目標が設定されているような気がします。
そのような価値観に対する考えも論理的かつわかりやすく書かれています。
また、「働きたくない」理由を“体力がないから”とシンプルに括っている点も同感です。
「何かやらないと時間がもったいない!」「ぼーっとしていると時間がもったいない!」という考え方は体力がある人間の考え方です。
私のように体力のない人間は必要最小限の仕事をして、その他の時間は身体を休めたり、本を読んだりブログを書いたりすることに費やしたいと思ってます。
作中の「知識は人を自由にする」という表現が、私がブログを始めるきっかけの一つとなりました。
世の中の“普通”として提示されている生き方に疑問がある方は、是非読んでいただきたいと思います。
一番大切なのは「自分がどう考えるか」です。自分の考えをしっかり持てれば、世の中で一般的とされる考え方など「よくわからない新興宗教の教義」ぐらいにしか感じられません。
こちらの本は片付けや断捨離についてのHow toではなくて、「合わない物事は避けても全く問題ない」といったベクトルで書かれています。
ミニマリストだけではなく、人生に疲れた方にもおすすめです。私も「これでいいんだ」と思えるようになり精神的にもだいぶ楽になりました。
最小限主義 -沼畑 直樹
著者の沼畑 直樹さんは、「ぼくたちに、もうモノは必要ない」の著者 佐々木 典士さんと一緒にWebサイト「Minimal & ism」を運営されています。
「ぼくモノ」は、私がミニマリストになるきっかけを作ったミニマリスト本なんですが、こちらの「最小限主義」は少し違う視点でミニマリストの素晴らしさについて書かれています。
海外滞在の体験や、自宅を購入した際の体験なども紹介されています。
“ミニマリスト”というと一人だけのライフスタイルのように感じますが、“家族でのミニマリズム”を参考にしたい方にはおすすめです!
表現もアーティスティックで、ミニマリスト本としての括りだけでなく読み物としても面白いです。
「すべてを手放したら、空だけが残った」という表現が好きです。
自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと -四角大輔
こちらは”ミニマリストになるために”というよりは、タイトルの通り「自由であり続けるために」捨てたいことについて書かれています。
書かれていることを実践していくと自ずと生活はミニマルになっていくかと思います。
私は、身の回りの物事をかなり削減してからこちらを読んだため(しかも30代で)、読後新たに捨てるものはなかったのですが、20代で色々と悩まれている方には是非おすすめです!
“引き算”的なミニマリストの考え方だけではなく、ビジネスのヒントになるような内容もあるため、一度は読んでみることをおすすめします!
「何もない部屋」で暮らしたい
こちらは、様々なミニマリストの部屋を紹介しているムック本です。
ミニマリストの部屋紹介とそれぞれのミニマリストの考え方を読むことができます。
文章と写真のバランスがとてもよく読みやすいです。
こうしてみると、ミニマリストにも色々あるんだなと思わされます。家族でミニマリスト、一軒家でミニマリストな人など様々です。
大事なことは「物量の大小」でミニマリストかどうかを計るのは無意味だということです。やはり”ミニマルであるかどうか”というのは当人の精神面に大きく依存します。
“不要な物事を断ち切って楽に生きる”というのが一番ですね。
まとめ
ミニマリストになってから、「ミニマリスト本」を謳った本を読む機会が少なくなりましたが、あらためて読むと新たな発見があり自分の考えを整理する上でも役立ちます。
また、通常のビジネス書や自己啓発本の中にも、断捨離に役立つ本は結構あります。
本屋に足を運ぶと、“現在のトレンド”がどのようになっているか知るいい機会になりますね。ネットとはまた違った情報が手に入ります。
今後は、転職に関する本やブログ運営に関する本の書評もやっていきたいと思います!
それでは、よいシンプルライフをお送りください^^
コメントを残す