いよいよ明日は情報処理試験です!
前回に引き続き、応用情報技術者試験に向けて記憶を定着させるため、前日の効果的な対策と勉強内容について紹介したいと思います!
目次
午後試験で選択予定の問題
午後問題は、12問出題されるうちの「情報セキュリティ」1問が必須問題です。
残りの11問の中から、4問を選択して、合計5問回答する必要があります。
選択の基準についてなどは、過去の記事も参考にしていただけるとありがたいです。
現在、最終候補として検討している問題は以下です。
- システムアーキテクチャ
- ネットワーク
- ITサービスマネジメント
- プロジェクトマネジメント
もし上記4つの中で苦手な問題が出たら、こちらに振り替える予定です。
- 情報システム開発
- システム監査
選択する問題についての注意点などを簡単に挙げておきたいと思います。
システムアーキテクチャ
システムアーキテクチャは、前提知識はあまり必要なく、計算に必要な値も図中や問題中にあることがほとんどです。
システムアーキテクチャ問題を回答する際の注意点は、
- 単位を間違えないように揃えること
- 「小数点第○位まで」を忠実に守る
ことです。単位については、T(テラ)・G(ギガ)・M(メガ)などが混在で出ることも多く、きちんと単位を揃えて回答しないととんでもない回答になってしまいます。
また、「小数点第1位まで求めよ」と問題にあれば、たとえ正解値が「10」であったとしても、「10.0」と回答しなければ不正解です。ここは要注意です!
システムアーキテクチャ問題に必要な知識
DNSの設定について
システムアーキテクチャについては、”知らないと回答できない”といった問題は少ないですが、DNSの設定についての問題は、前提知識がないと難しい問題でした。
DNSサーバーを設定する際の「Aレコード」「TTL」などの値が何を表すのかについて、インプットしておく必要があります。
システムアーキテクチャの知識は、ネットワークにそのまま応用できることが多いです。
ネットワーク
ネットワークについても、図中の構成やIPアドレスを見ながら回答を求める問題がほとんどです。
しかし、ネットワークについては”知らなければ回答できない”問題がやや多めな印象です。
ネットワーク問題に必要な知識
- 各種プロトコルの知識
- サブネットマスクから接続可能な台数などを求める
- 無線LANの規格・通信速度
午前レベルの知識より、少し深く入らなければ回答が難しいです。特に無線LANの規格は、どれがIEEE802.11a/b/gなのかというのが結構曖昧だったので暗記しておいた方がよいと思います。
各種計算や、プロトコルについての知識があれば全問正解を狙えます。仕事でネットワークに関わっている方は絶対に選択すべきです。
ITサービスマネジメント
私の印象では、一番前提知識が不要で、難易度も低い問題と考えています。
午前問題に出てくるSLAやKPIの意味は理解しておいた方が良いですが、大体は文中から回答を導き出せます。
また、計算があったとしても単純なものが多いため、文系の方は積極的に選択したい問題です。
プロジェクトマネジメント
こちらは、ITサービスマネジメントよりやや前提知識が必要となる印象です。
午前レベルのマネジメント問題は、確実に理解しておく必要があります。
たとえば、「〜この手法を何というか○文字以内で答えよ」→正解「フィット&ギャップ分析」のように、文中で行われている行動の名称を選択肢なしで回答するような部分が多いため、用語の意味を説明できるようにきちんと覚える必要があります。
また、工数や人月計算も確実にできる必要があります。
そのほか、文中から「〜は確認しなかった」「〜したのは、〜のみであった」などのネガティブな文脈は問題につながることが多いため、それをしなかったからどうなるのか?といったことを考えながら問題を読むと良いです。
予備で選択する問題について
情報システム開発
以前までは選択すると決めていたのですが、問題によって得点できる/できないの差が激しいため除外しています。
オブジェクト指向のクラス図なども、「これだろうな」と思って回答した部分が結構的外れだったり、論理的思考力の薄い私には難しい問題ばかりなので今回はパスします。
「全て選べ」系の問題が多いのも情報システム開発なので、やはり難易度は高めです。この問題を見て選択は控えようと思いました。
この中で非機能要件に該当するのは、どう考えても「イ・ウ・オ・カ」です。
しかし、「システム要求分析の中で」という前提条件があり、「ICカードにチャージする操作はシステム要求分析の中にはないからオを選ぶと不正解」という超絶ひねくれた問題です。
それだけでこの問題が不正解になってしまうのはリスクが高いですね。
しかもこちらの問題は出題数が6問程度しかなく、一問間違えただけで大幅な減点となってしまいます。
逆に、平成22年秋のようなHTML/CSSの定義を答える問題であれば必ず選択します。
システム監査
ネット上では難易度が低いとよく言われているシステム監査ですが、私はやや苦手です。
ほとんどが文章問題で文中から回答を導き出せますが、「こうなって、こうなったから、こうなった」といったように3段階くらい読み解けないと正答にならないものが多いです。
文中の言葉をそのまま答えて正解になるような問題は少ないため、「文章を読み解く力+論理的思考力」の両方が必要となります。
問題数が少なくほとんどが記述式であるため、的外れな回答をしてしまった場合のリスクは大きいです。(部分点はあるのか…?)
前提知識はほぼ不要な問題が多いため、他のものがどうしてもわからなければこちらを選択します。
システム監査問題に必要な知識
システム監査基準に基づいて、必要な「監査証拠」「監査調書」などの用語が何を意味するのか知っておく必要があります。
午前問題にもよく出ますが、監査人の独立性についての性質もよく理解しておきましょう。
必須の情報セキュリティについて
情報セキュリティの方が、前提知識が必要な問題が多いですが、午前レベルに少しプラスして、攻撃の手法や暗号化の方式について理解できていれば問題ないと思います。
過去の午後対策についての記事はこちらもどうぞ!
前日の午後対策これはやっちゃダメ
今までタッチしていなかった問題を解く
応用情報技術者の範囲は広大です。そのため午後問題については、「これはやらない」という取捨選択をしっかりと行うことが最重要です。
私は「プログラミング」「データベース」「組込みシステム開発」は完全に除外しました。
試験に合格するためには、「わからないことはわからないまま」でもいいです。それでも、自分の得意分野だけは伸ばして確実に得点する必要があります。
基本情報の時も、幅広く手をつけようとして失敗して、挑戦するジャンルを確実に絞ることで合格することができました!
午後問題の選択については、過去の記事もぜひ参考にしてみてください。
まとめ:読解力が最重要な午後問題
午後試験については過去問題と同一の問題が出ることはありません。
そのため、過去問題を繰り返すよりは、必要な知識を身につけたり、問題を読み解く練習をする方が有効と思われます。
1問30分以内を目標に毎日少しずつ勉強していたのですが、やはり1問解くだけでもかなりのエネルギーを消費します。
試験前日の本日は、知識をまとめるために記事を書きましたが、午後問題の演習についてはまだ行っていません。
頭がパンクしないように、解きやすい問題を解いて良いイメージを掴んでおきたいと思います。
試験本番まであと24時間を切りました。悔いが残らないように全力を尽くしましょう!それでは^^
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