今回は、ソフトウェアベンダーであるFonePaw社様から、消えてしまったiPhoneのデータを復旧させるソフト「iPhoneデータ復元」をご提供いただいたので、さっそく使用感をレビューします!
環境はMacOS Sierra(10.12.6)、iPhone SE(iOS11.0.3)です。
目次
消えてしまったiPhoneのデータを復旧!
使用した製品は「iPhoneデータ復元」
Mac版をダウンロードしてインストールしています。インストールはとても簡単で、ダウンロードしたディスクイメージをMacのアプリケーションフォルダへドラッグ&ドロップするだけです。
なお、こちらのアプリケーションは、15日間無料でお試しすることができます!
さっそく使用開始!
起動はDock上のアイコンをクリックするだけです。
起動すると初期画面が開きます。
画面の指示に従い、LightningケーブルでMacとiPhoneを接続します。
接続しただけではまだ何も起こりません。
iOSデバイスから復元
「iOSデバイスから復元」をクリックすると、自分が使用しているiPhoneの機種がきちんと認識されています。
「スキャン開始」ボタンをクリックすることで、iPhone本体から復元対象のデータをスキャンすることができます。
パスワードの入力を求められた場合は?
「バックアップが暗号化されているためパスワードの入力が必要」とのウィンドウが出ることがあります。
こちらで入力するパスワードは端末のロック解除パスワードではなく、iTunesを利用するときのApple IDのパスワードの入力が必要でした。
スキャン完了!
復元したいファイルを選択して、「復元」ボタンをクリックします。
復元は、iPhoneに直接復元されるわけではなく、PC内に復元されます。
そのため、接続しているiPhoneのデータが上書きされたり変更されることはありません。ご安心ください。
復元
特に便利だと感じたのは、アプリケーションでやり取りした写真を復旧できること。
LINEでは、トークを積み重ねていくと、過去にやり取りした写真がどこへ行ったかわからなくなってしまいます。
「iPhoneデータ復元」を使うと、2年以上前にLINEでやり取りしていたデータも普通に復旧させることができました!
MacのFinderから、復旧されていることを確認することができます。
削除されたメッセージやメモ、ブックマークも復元可能
端末から削除したメモやメッセージ。Web閲覧履歴やブックマークなども、スキャンで検出されれば復旧可能です。
それぞれ、html形式やcsv形式で復旧されます。情報の確認には十分ですね。
iTunesバックアップファイルから復元
iTunesで取得したバックアップからデータを復元する場合、iTunesと「iPhoneデータ復元」を同時に起動させることはできません。
Macで取得されたiTunesバックアップの情報を元に、データが復元されます。
通常、iTunesのバックアップデータをiPhoneに戻す場合、全てがバックアップ時の状態に巻き戻ります。
しかし、「iPhoneデータ復元」を利用すると、iOSからの復元時と同様、必要なファイルだけを選択して復旧することができます。
消してしまったデータを復旧の目的からすると、iTunesやiCloudのバックアップからの復旧が最も確実ですね!
iCloudバックアップファイルから復元
iCloudからのバックアップを行う場合、iCloudへのログインが必要です。
ここで要注意なのが、AppleIDにログインする際に2ファクタ認証が有効だとログインできないため、無効にする必要があることです。
2ファクタ認証を無効にする方法は、FonePawさんのこちらのページに記載されています。
iCloudへのログインが成功すると、バックアップが検出されます。
「ダウンロード」ボタンをクリックすると、iCloudのクラウド環境からバックアップデータがダウンロードされます。
バックアップデータがiCloudからダウンロードされたら、あとはiOSやiTunesからのバックアップと同様に、必要なファイルを指定して復旧させることができます。
その他のツール
iOSシステム修復
新機能の「iOSシステム修復」は、「iPhoneデータ復元」と別途で購入するか、「iOSフルセット」を購入することで利用できます。
システム修復を利用することで、iPhoneが「画面が真っ暗で何も反応しない」「Appleマークが出ているだけで何も反応しない」「同じくヘッドホンマークで反応しない」などの状態になった時に、データを失わず修復することができます。
実際に自分も昔使ってたiPhone5cでそのような状態に陥ったことがあるため、こちらの製品があれば修理に出さずとも修復できる可能性があります!
注意点として、SIMロック解除しているiPhoneはSIMロック状態に戻るようです。
自分はSIMフリー版のiPhoneを使用しているのであまり関係はありませんが…再度解除するとなると面倒なので、SIMロックを解除している方は注意しましょう。
FonePaw iOS転送
「FonePaw iOS転送」のアイコンをクリックすると、試用版がダウンロードされます。
こちらは、iTunesの代替となるソフトで、「iTunes側で同期する曲を決めて同期→曲を変更したい時はまたiTunesから変更して同期」のステップを踏まなくても、音楽データの追加や変更を行うことができます。
さらに、iPhone→Macへの曲データの逆転送もできるようです。
音楽に限らず、写真や連絡先などの転送にも対応します!こちらも便利な製品ですね。
iOSデータバックアップ・復元(Windowsのみ)
こちらは、Windows版でのみ利用可能な製品です。
Windows PCとiPhoneをUSBケーブルで接続することで、ワンクリックバックアップ+復元することができます。
こちらの製品も、Mac版の「iPhoneデータ復元」同様、復元したいデータを選んで復元することができます。
まとめ:純正機能よりも小回りが利くFonePaw製品
今回、FonePawさんの製品を使用してみて、Apple純正の機能よりかなり小回りが利く作りであると感じました。さすが有料製品!
Appleでは、バックアップデータを復元しようとしても、バックアップ時点の状態に巻き戻ってしまうことになります。
「iPhoneデータ復元」を使用すれば、必要なデータのみを選択して復元することが可能です。
より確実なデータリカバリーのため、バックアップはiTunesまたはiCloudでこまめに取っておくことをオススメします!
「誤ってデータを削除してしまった」「最近、iPhoneの調子が悪い」「iTunesのプレイリストをもう少しシンプルな操作で編集したい」などの要望がある場合、FonePaw製品を利用すればお悩み解消につながります。
それでは、良いiPhone+Macライフをお送りください^^
「iPhoneデータ復元」のお試し+購入はこちらから
- 『iPhoneデータ復元』 -製品ページ
- 『iPhoneデータ復元』 -Windows版ダウンロード(クリックでダウンロード)
- 『iPhoneデータ復元』 -Mac版ダウンロード(クリックでダウンロード)
- 『iPhoneデータ復元』 -iPhoneのSMSメッセージを復元できる最も簡単な方法
これは今私は使っているFoneDogのiOSデータ復元ソフトとよく似っている!FoneDogの方もうまく機能しているけど…