【就職・転職に有利?】IT系資格の実用性と難易度についてまとめ

it-cert

先日、応用情報技術者(AP)の受験が終わったばかりですが、今までに取得した/挑戦したIT系資格の難易度と、実用性についてまとめたいと思います。

ITパスポート

ITパスポート公式ポスター
  • 資格種別 ・・・国家資格
  • 難易度 ・・・★☆☆☆☆(易しい)
  • 試験方式 ・・・CBT方式(パソコン入力)

IT系国家資格の中では、最も取得しやすい資格です。

試験は随時開催され、自分の希望日を予約して受験することができます。パソコンを使ったCBT方式でのテストが終わると、結果はすぐに表示されます。

私は基本情報技術者に落ちてしまい、無資格のまま年を越すのが気分的に嫌だったので、2週間ほどIパスの勉強をして受験することで合格しました。

問題はかなり共通しているものも多く、9割程度の正解率でした。

ITパスポート試験の難易度

基本情報技術者の勉強をしていたため短期合格することができましたが、初学であれば参考書でしっかりと勉強して、過去問で安定して8割程度の点数を取れるようになってから受験した方が良いです。

基本情報ほど複雑な基数計算や公式は必要ないため、過去問を繰り返せばすぐに合格点に乗せられると思います。

情報処理だけではなく経営やマネジメントについての問題も多く出るため、知識をしっかり身につけておくと実務に役立ちます。

ITパスポートの実用性

以前もチラッと書きましたが、ある程度の年齢になってわざわざ取得する意味はあまりないかなと思います。

学生のうちに取得しておくか、新卒1年目くらいで取得しておくのがよいです。

試験範囲は幅広く、実務的な内容も多いので、IT系だけではなく経理・総務関係の方も取得しておくと役立ちそうです。

特に表計算の問題は実際にエクセルの表作成を行うのに便利なので、しっかりとやっておきましょう。

ITパスポートまとめ

  • 日時を選択して気軽に取得できる
  • IT系だけでなく、会社で働く上での有効な知識を身につけられる
  • 転職にはあまり役立たないかもしれない

基本情報技術者(FE)

IPAサイトに記載の基本情報概要

画像はIPAサイトより

  • 資格種別 ・・・国家資格
  • 難易度 ・・・★★★★☆(難しい)
  • 試験方式 ・・・午前・午後の筆記試験(同時に合格する必要がある)

“基本”情報技術者と名前はついていますが、難易度は結構高いです。

ITパスポートの1ランク上の資格であるはずが、難易度は桁違い。

IT系に勤めていても、実務でプログラミングや設計に関わっていないとすぐには受からないと思います。

実際にIT企業に勤めていても、「受からなかった」「勉強が面倒で受けるのをやめた」という声をよく聞きます。

プログラミングに重きを置いた試験内容ですが、データベース、ネットワーク、経営戦略やプロジェクトマネジメントなどの幅広い範囲をカバーする必要があるため、得意分野だけを磨いても合格は難しいです。

私は2008年に2回受けて落ちて、「向いてないな…」と思って諦めていたのですが、2015年秋、2016年春と挑戦して、2016年秋季試験で合格できました。

プログラム言語の選択はずっとJavaでしたが、最後の1回だけ初めて表計算を選択したところ受かりました(笑)

基本情報技術者の難易度

先ほども書いたとおり、情報系学科の学生や、現役SE・プログラマでないと、少ない勉強時間での合格は難しいです。

私は学生時代から数学が大の苦手だったため、午前問題の基数計算や浮動小数点の問題も、何が何だかわからずとても苦労しました。

学生時代に真面目に勉強しなかったことを本気で悔いましたね…

ある程度数字に苦手意識がなければ、午前問題は合格点に乗せれるようになってくると思います。

しかし、難関は午後のアルゴリズムプログラム言語です。

アルゴリズムは何度もやって慣れるしかないです。私も何回も解きましたが、同じ問題を解いていると、問題を読んだだけで答えを思い出してしまうため違う問題を手当たり次第やった方がいいです。

配列の操作に関わる問題がほとんどなので、配列に慣れることが一番大切。

選択はアセンブラ・C言語・Java・COBOL・表計算から選択できます。実務で使っている言語があればそれを選択しましょう。

プログラムに馴染みのない方は表計算が無難です。

しかしマクロの問題があるため、結局はアルゴリズムと疑似言語によるプログラムを理解していないと回答できません。

Javaは年々、言語の細かい仕様まで理解していないと解けないような、難易度の高い問題になっている印象です。

基本情報技術者の実用性

とにかくIT系の知識が幅広く身につきます。

試験に合格しなくても勉強しているだけで、ネットワークのOSI参照モデルや各プロトコル・暗号化の方式などについては覚えることができます。

広く浅くでも、知っておくと必ず業務で役立ちます。

転職に有利かどうかは会社や現場によると思いますが、この資格の存在を知っている人からすると、「勉強してるんだな」と一目置いてもらうことはできると思います。

年齢制限がないため、学生さんは在学中の取得をお勧めします。働きながらこの試験の勉強をするのは結構大変です。

基本情報技術者まとめ

  • ガッツリ数学系
  • 午後試験は難関
  • ネットワーク、データベースなどの知識も幅広く必要

会社によっては資格手当が出るところもあるため、ITエンジニアとしては積極的に取っておきたい資格ですね。

応用情報技術者(AP)

IPAサイトに記載の応用情報技術者概要

画像はIPAサイトより

  • 資格種別 ・・・国家資格
  • 難易度 ・・・★★★★☆(難しい)
  • 試験方式 ・・・午前・午後の筆記試験(同時に合格する必要がある)

基本情報技術者の上位資格となる試験で、より応用的な知識を求められます。

2017年春に初受験して、現在結果待ちです。応用情報については当ブログ内で勉強の経過などをたくさん記事にしています。ぜひ参考にしてください!

応用情報技術者の難易度

世間一般では、基本情報技術者と比べてもさらに難しいと言われていますが、私はそのようには感じませんでした。(結果待ちだから何とも言えないが)

午前試験については問題はほぼ共通であるため、基本情報を取得していればすぐに覚えられます。

また、基本情報技術者の午後試験は、絶対にプログラム言語とアルゴリズムの問題を避けられません。しかも配点が大きいので、苦手だとガッツリ失点することになります。

応用情報の午後問題は、12問中1問必須が情報セキュリティ(ここは基本情報と同じ)その他に11問中4問を選択するようになっています。

そのため、「プログラミングが苦手」「データベースが苦手」であっても、そこは全てカットして、その他の「ストラテジ」や「システム監査」などの文系の問題を選択することが可能になっています。

私が午後問題を選んだ基準については、こちらの記事に詳しく書いています。

最終的に本番で選択したのは「システムアーキテクチャ」「ネットワーク」「プロジェクトマネジメント」「ITサービスマネジメント」です。

試験は合格しなければ意味がありません。難関と言われる問題に立ち向かうよりも、自分がより得意だと思う問題に注力して対策しましょう。

[2017/7/16 追記] 合格しました!

応用情報技術者の実用性

名前だけで結構「やってるな」と思わせる感があるため、転職には有利かもしれません。

また、応用情報技術者を持っていることで上位テクニカルエンジニア試験の午前試験が免除されたり、中小企業診断士試験の一部科目が免除されます。

そのほか、公務員の情報職採用で一部試験が免除されたり、警視庁のコンピューター犯罪捜査官の採用試験を受けるために必要な資格の一つであったりもします。

いきなり応用情報を受けられる?

今まで紹介したIT系国家資格は、段階を踏んで取得する必要は全くありません。

私がたまたま順番に受けているだけです。そのため、基本情報の題材が苦手なのであれば、基本情報はスキップしていきなり応用情報に行っても全く問題なし!

資格の有効性やメリットを考えると、応用情報の方が何かと役に立ちそうです。

そのため、文系で基本情報に手詰まりな方は、応用情報に変えてみてもよいかもしれません。(それでもかなりの論理的思考力と文章を読み解く能力は必要です)

応用情報技術者まとめ

  • 選択問題にもよるが必ずしも基本情報より難しいわけではない
  • 午後試験は記述式
  • 文系エンジニアにもチャンスあり
  • 資格の実用性は高い

SJC-P(Javaプログラマ)

SJC-P Javaプログラマ教科書

10年前に買った教科書

  • 資格種別 ・・・民間資格
  • 難易度 ・・・★★☆☆☆(普通)
  • 試験方式 ・・・CBT方式(パソコン入力)

ベンダー資格ですが、私が初めて取得したIT系資格であるため取り上げました。現在もあるようです。

取得したのは2008年4月。ちょうど基本情報と並行して勉強していたのですが、基本情報は落ちて、こちらだけが受かった形になります。

Javaの言語の細かい仕様を知らないと合格できないため、この試験直後に受けた基本情報は、午後が合格で午前が不合格といった結果でした。(この一発で基本情報受かってたら回り道することなかったのにな…)

SJC-Pの難易度

基本情報や応用情報の問題ほどは論理的ではなく、どちらかといえば暗記系の問題が多い印象です。

たとえば、「この構文はコンパイルできるか?」や「この変数はクラス内でどのように変化するか?」「クラスとして使用できる名前はどれか?」といった問題が多かったような気がします。

やはり、Java言語の仕様をしっかり知らないと合格できません。

私は初めてのIT系資格ということもあり、慎重に半年間の勉強期間をかけて一発合格しました。

前提知識があれば、それほど勉強時間は必要ないかと思います。

SJC-Pの実用性

IT業界でもマイナー過ぎます。。面接の際も、「この資格が何であるか」から説明しなくてはいけません。

よほどオラクルやSun系に偏ったベンダーでないと、実用性は低いかもしれません。

Java言語を覚えたい、仕様に詳しくなりたいという方にはオススメです。

私も何の取っ掛かりもないところからプログラマーになりたいと思ったため、こちらの資格を取得しました。

受験料が高い

外資系のベンダー資格全般に言えることですが、受験料が高いです。3万くらいかかりました。落ちればパーです。

「どうしてもSun認定資格がいる!」という方以外は、基本情報や応用情報などの国家試験にしておいた方が費用も安く、ネームバリューも良いのでそちらをオススメします!

SJC-P(Javaプログラマ)まとめ

  • IT業界でもマイナー
  • Oracle、Sun系のベンダーでないと実用性は低い
  • コストパフォーマンスが悪い
  • 有効期限はない

ベンダー資格にありがちな3年や5年の有効期限は無いようです。アップデートも必要ありません。

その他、気になるけど持っていないベンダー資格

LPIC level1(Linux技術者認定試験)

Lpic-level1 問題集

問題集買ってはみたものの…

仕事でたまにLinuxを扱う関係で、より詳しくなりたいと思い問題集を買ってみました。

しかし、横文字の羅列で結構うんざりするのと、応用情報の勉強に力を入れることにしたため現在は放置状態です。

特定のディストリビューションに依存せず、Linux全般に有効な資格なので、持っていると便利かなとは思います。

勉強は実際にVMなどで環境を構築することをお勧めします。

私はCentOS7をVM上で動かして勉強していました。しかし、仕事でLinuxの検証環境構築が必要になった時は、IPやFWの設定をすべてGUI上からやってるヘタレぶり(笑)

CUIの処理を追って考えて回答するというのは、結構うんざりします(笑)集中して勉強すればlevel1試験はそれほど難易度は高く無いと思います。

こちらも101、102試験に合格して晴れて資格取得となり、両方受けるのにかかる費用は約3万円ほど。

期限で失効することはありませんが、アクティブ/非アクティブなどのステータスがあり、アップデートが必要なようです。

CCNA(Ciscoシステムズ認定資格)

ベンダー資格の中でもかなりメジャーな資格ですね。ネットワークエンジニア志望の方には必須の資格ともいえます。

実際に企業の大規模ネットワークでは、Ciscoの機器が使われていることがほとんどではないでしょうか。

こちらの試験も出題範囲は膨大で、教科書はジャンプ並みの分厚さ×2です。LPICと同様に、外資系ベンダ資格の横文字の羅列は半端ないです。

シスコの機器の扱いだけにとどまらず、ネットワーク全般の幅広い知識が必要となります。国家試験系がひと段落したら、CCNAかLPICには挑戦してみたいと思ってます。

なお、スクールなどで高額な費用(30万円くらい)を払って資格取得の講座を開いていますが、CCNAに関しては独学で行けるんじゃないかと思っています。

こちらも受験は3万円程度かかり、教科書も高いため全体で4〜5万円程度の費用がかかると見ておいたほうがよいです。

ネットワークエンジニアだけでなく情シスでも有用な資格ですね。

MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)

これまで取り上げたエンジニア系資格とはやや異なりますが、実務にも役立ち、経理や事務などの転職には有利かもしれません。

Word,Excel,PowerPointの使用スキルを客観的に証明する資格です。

私も結構MSオフィス系のソフトの扱いは怪しいので、一度はしっかり勉強したいなと思っています。

一度IT業界を離れたこともあって、最近のエクセルなどのインターフェースにちょっとついていけてないです。Office365って何?って感じです(笑)

今まではパッケージソフトだったマイクロソフトオフィスがクラウド上にあって、それがActiveDirectoryとも連携してて…と何か複雑な仕組みになってるみたいです。

プログラマやSEにとってもドキュメントの作成は必須なんで、ワード・エクセル・パワーポイントはしっかりと使えた方がいいですね。

まとめ:挑戦することに意味がある!

IT業界は資格独占ではないため、これらの資格は持っていなくても全く問題がありません。

むしろ、実務経験や自分が生み出した成果物が一番大切です。

資格を取得する目的は、転職のためや技術の証明など人により様々ですが、挑戦することに意味があります。

落ちたとしても勉強で積み重ねた知識は無駄になりません。年齢制限も回数制限もないので、受かるまで受ければいいだけです。

私も応用情報が受かれば、セキュリティスペシャリストかネットワークスペシャリストは狙いたいと思います。ベンダー資格に関しては、転職先の需要によって考えます!

それでは、よいITライフをお送りください^^

そのほかIT資格関連記事はこちら!

Sponsored Link



it-cert

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA