今回は、私が影響を受けた本を紹介したいと思います。
何か行動を起こす時は、ひとまずそれに関する本を読んでから開始するのがいつものパターンです。
定番のものばかりですが、自分なりの感想について紹介したいと思います。
1. ぼくたちに、もうモノは必要ない – 佐々木 典士
定番中の定番ですね。「ミニマリスト本」と言えば、こちらを思い浮かべる方が多いんじゃないでしょうか。
こちらは私がちょうど精神的に疲弊しきっていた2015年に発売されました。お金もなく体調もよくなかったですが、時間だけはあったので何とか本屋へ足を運ぶことはできました。
本屋というのは、その時のトレンドが凝縮されているもので、ちょうど断捨離や片付けに関する本も多く売り出されていた頃です。
そんな中、こちらの本に出会いました。
内容を簡潔にまとめると
- 色々なモノを手放すことで幸せになれた
- 何故ミニマリストが誕生したのか
- 手放すための方法
- 手放した結果得られたもの
といった感じです。あまりネタバレを書くと面白くないので、実際に読まれることをおすすめします。
私はあまり本を読み返すことはないのですが、こちらの本は私の現在の価値観の基盤ともなった本で、自分の考えがブレていないか確認するためにも時々読み返しています。
“ミニマリストのバイブル”というのは大げさかもしれませんが、“ミニマリストとは何か?”といったことを知るための一冊として最適だと思います。
また、作中にある「モノが少ない対決をしても意味はない」との言葉は、本質を突いていると思いました。ミニマリズムはあくまで“手段”であり、目的ではないということですね。
2. 必要十分生活 -たっく
こちらは”ミニマリスト本”というよりは“片付けのHow to本”と言ったほうがいいかもしれません。そして当然ながら男性目線です。
著者のたっくさんも、おそらくこだわりが非常に強い方だと思います。身の周りの厳選されたガジェット類の紹介や、「このようにすれば不要なものが減らせる」といった生活効率化の知恵が詰まっています。
私もこちらの本の影響を受けて、Master pieceのバックパックを購入し現在も愛用しています。
特に断捨離や最小限主義についての精神的な描写はなく、具体的に「モノを少なくしたり、身の回りを片付けるにはどうすればいいか?」といったことを知りたい方向けの内容です。
作中で気に入ったのは「選ばなくてもいいのは一流の証である」という表現です。一流の商品こそ、あれこれバリエーションを用意せずそれだけで勝負しているということですね。
身の回りのモノに対するこだわり方には、とても共感できました。
3. 持たない男 -中崎 タツヤ
ビッグコミックスピリッツで連載されていた漫画「じみへん」の作者である中崎タツヤさんの著書です。
漫画の方は、シュールで脱力感満載の描写が特徴です。
こちらは”断捨離本”の部類に入ると思いますが、この方は極端すぎます。ボールペンのインクが減ってきたら途中から切り落とすとか、読んだ本のページを破っていくとか、常人にはなかなか考えられないセンスです。
ただ、所有物に対する考えや、人との別れなど、精神的な部分の描写については共感できる部分も多かったです。
中崎さんも私と同じ愛媛県の出身のようで、負担になる荷物を捨てながら奥様と四国八十八を回った話はすごく良かったです。
あと、お金はモノと交換できるから価値があるのであって、紙幣や貨幣そのものに価値を見い出すのは「古銭マニア」とかだと思います。という表現がツボでした。
4. 今すぐ50個手放しなさい! -ゲイル ブランキ
海外の断捨離本です。私が「シンプルライフ」や「ミニマリズム」といったワードを知る前にまず必要だと思ったのは不要な物を手放すことです。
「シンプルライフ」をやりたくて、今の生活となったわけではありません。とにかくいらないものを手放して、「今の生活、すごくいいね!」となったところが始まりです。
純粋に「いらないものを身の回りから切り離すのはどうすればいいの?」といった疑問を解決してくれる本です。
海外の著書特有の共感できない感は多少ありますが、(ホームパーティーに着ていく服がどうとか…)モノを手放す、部屋をスッキリさせるノウハウは割と世界共通かと思いますので十分ためになります。
こちらの本は、物質的な断捨離、精神的な断捨離どちらも満遍なく書かれています。
「何が何でも即実践!」したい方にはおすすめです。あと、こちらの本は完全に女性目線です。
5. 大人の一人暮らし〜今より少しだけきちんと〜
こちらは、今回紹介した物の中で唯一、写真がメインの本です。そのためあっという間に読み終わります。
“断捨離”というよりは”丁寧に暮らす知恵”についてがほとんどです。(この本に書いてあることを実践すれば自ずとシンプルな暮らしになります。)
女性目線の内容ですが、男性の私が見ても真似したいと思うことがほとんどで、時々見直したくなる“暮らしのバイブル”としての活用がおすすめです!
個人的には、洗濯や衣類の扱いに関しての内容がためになりました。
まとめ
いかがでしょうか?「現在の生活をもっとシンプルにしたい」「いらない物事から解放されたい」と考えている方は、今回紹介した本の中のどれか一冊を読むことで何かが変わるかもしれません。
シンプルな暮らしをするにしても人によってそこに至った経緯は千差万別です。必ずしも全てが共感できるわけではないと思いますが、人の考えを知ることはとても良い勉強になります。
あくまでも、”片付け”や”持たない暮らし”そのものが目的ではなく、実践した先に何があるのか?といったことが大切です。シンプルライフの先人たちの本を読むことで、興味のない方もそのメリットを垣間見ることができるかもしれません!
それでは、よいシンプルライフをお送りください^^
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