前回記事「元浪費家がミニマリストに最適な時計を考える」の続きです。
ミニマリストに時計は必要なのか?という考えも浮かんできそうな中、前回記事は多くの人に読んでいただくことができました。
今回は、前回紹介した物を中心に、実際に店舗で試着した感想などを紹介します。
ロレックス エクスプローラー2 Ref.16570
ロレックスを購入するのであれば一押しのモデルです。日付表示、24時間(GMT)針付きと多機能。
気になっているのはブラックダイヤル。
腕につけてみたところ、最近の大きくなりがちなスポーツロレックスと違い、40mmのケースサイズは縦にも横にもしっくり収まりました。
価格は中古で50万円代〜となるので結構高額ですが、間違いなく一生物として使える一本です。
ROLEX EXPLORER2(旧)のいいところ
- 耐久性に優れたケース
- デイト表示付き
- 24時間針はGMT針として使用してもOK
- スーツに合う
とにかくカッコいいの一言に尽きます。
長針、短針に加えてもう一本ある赤い針は、夜10時であれば「22」を指して午前か午後かを判別する使い方が一つ。(洞窟探検のための時計で、洞窟内では昼夜がわからなくなるため)
もう一つは、海外の第二時刻を表示させる使い方ができます。
例:日本から見て時差-9時間の世界標準時刻を表示させる場合は、現在時刻-9のベゼル部分を指す(11時であれば「2」を指す)
ROLEX EXPLORER2(旧)のイマイチなところ
- 小さな文字盤に情報が凝縮されていて、ややごちゃつく印象
- 重量は重め(約126g)
40mmのケースにデイトや24時間針などの機能を凝縮しているため、文字盤はややごちゃつく印象。
サイクロップレンズだけでもなければややスッキリするような気がしますが、ロレックスのデイト付きモデルはほとんど拡大レンズですね。
重さは約126gと重量感があります。しかし、現行のエクスプローラーI(214270)よりは10g程度軽いようです。これは意外!
ロレックス エクスプローラー1 Ref.114270
シンプル・イズ・ベストのロレックス。こちらは1つ前の旧型となります。私が以前に所持していたのは現行の214270です。
36mmの小ぶりなケースサイズは日本人の腕にジャストフィットします。
デイト表示は無し。特徴的な3・6・9のインデックスとベンツ針のデザインは視認性抜群で、どんな場面にも馴染みます。
ROLEX EXPLORER1(旧)のいいところ
- シンプルで普遍的なデザイン
- 軽量でつけやすい(約105g)
- 単機能のためオーバーホールや修理費用も抑えられる
- スーツにもカジュアルにも違和感なし
ROLEX EXPLORER1(旧)のイマイチなところ
- デイト表示なし
- 現行の39mmケースと比べるとやや物足りない印象
現行の39mmケースは結構デカイなと思いながらつけていましたが、36mmになったらなったでやや物足りない印象。
やはりケース径は39mmの方が現代的で良いのかなと思いました。
一番のメリットは重量が軽いこと。現行のエクスプローラー1はムーブメントが変わってショックアブソーバーなども備わったため、30gくらい重くなっています。
軽量な旧型の方が、腕につけていても自然に馴染む感じです。
オメガ シーマスターアクアテラ
こちらは初めて試着しました。ケースは41.5mmと38.5mmの2種類で価格は同じ。
サイズについては完全に好みで選んで問題ないです。しっかりと試着しましょう。
私は41.5mmの方がしっくりきました。ロレックスよりは厚みが少ないため、ケース径が大きくても出っ張りは少ないです。
カラーもブラック、グレー、ブルーなど選択肢があります。
次に紹介するスピードマスタープロフェッショナルと同価格帯ながら、ムーブメントはコーアクシャルを使用しており精度は期待できます。
OMEGA SEAMASTER AQUATERRAはこんな人におすすめ
- 3針デイト付きのシンプルな機械式時計がほしい
- 人とは被りにくいものが良い
- シースルーバックがいい
文字盤のデザインは非常にシンプルで洗練されています。高い耐磁性を持っている割にケースは厚すぎず、つけやすいです。
また、裏面はシースルーバックでムーブメントが動いている様子を見られます。
並行だと40万円台から購入できるため、オススメの1本です!
オメガ スピードマスター
プロフェッショナルとオートマチック両方試しました。
プロフェッショナルの方が、自動巻のローターがない分、軽量で薄めの造り。
デザインは非常にかっこいいですが、クロノグラフである分、文字盤はごちゃっとしていて視認性は低い印象。
文字盤にどの程度のシンプルさを求めるかは好みによるところだと思います。スピードマスターのストーリー、デザインが好きなら買いです!
IWC パイロットウォッチ マーク18
個人的にはかなりツボなデザインです。“シンプルな時計”の括りでは、これに勝るものはあまりなさそう。
耐磁性のインナーケースが入っているにも関わらず、厚さは11mmと非常に薄くつけやすいです。
時計にあまり詳しくない人には、全く高級時計に見えないようなルックスも魅力です。パイロットウォッチであるため視認性も抜群!
余分な色を使ってないため、見ていて飽きないあっさりしたデザインです。
IWC PILOT WATCH MARK18はこんな人におすすめ
- 3針デイト付きのとにかくシンプルな時計が欲しい
- 革ベルトが好み
- 人と被りやすいオメガ・ロレックスは避けたい
- パイロットウォッチが好き
パイロットウォッチって、他のブランドの物は結構精密なデザインであるものが多い印象です(ブライトリングとか)
その点IWCのパイロットウォッチはシンプルで視認性のみを高めたモデルです。オメガやロレックスと比べるとIWCは少数派だから通っぽくていいですね。
旧モデルのマーク17もオススメです!
並行輸入で30万円代から(革ベルトモデル)と、比較的購入しやすい価格となっています。
タグ・ホイヤー カレラ キャリバー5
シンプルな3針デイト付きのCarrera CALIBRE5
ケース径39mmでコンパクト。腕に着けた時の収まりもすごくよいです。裏面はシースルーバックでムーブメントが動く様子を眺められます。
現在、並行で販売価格が20万円を切っており、今回紹介したものの中ではもっとも購入しやすい価格となっています。
TAG HEUER Carrera CALIBLE5はこんな人におすすめ
- とにかく低価格で自動巻、ステンレススチールの時計が欲しい
- シースルーバックは譲れない
- 1本でどんなシーンにも合う時計が欲しい
- 豊富なカラーバリエーションから選びたい
注意点としては、ケースがポリッシュ(鏡面)仕上げのため傷は目立ちやすいと思われます。また、防水は100mですが、リューズはねじ込み式ではありません。
シンプルな3針デイト付き機械式時計としては抜群のコストパフォーマンス!
そのほか、GMT針を備えたキャリバー7などもカッコイイです。
最後に:今している時計を再び紹介
シチズンアテッサ エコドライブの電波時計です。
チタンケースで薄型軽量、電波ソーラー時計なので時刻合わせ、電池交換も不要。5万円ほどで購入できます。
こちらの時計は2年ほどの使用ですが、全く不満はなくどこへでも着けていけます。
本当に強いて欲を言えば、秒針が自動巻のように小刻みに動いてくれればパーフェクトです!(構造上さすがに無理か…)
本当に気に入っているのと、現在何かと入用のため、機械式の高級時計の購入予定はまだまだ先となりそうです。
店頭で見たり、ブログで紹介するだけで満足することにします。
それでは、よいシンプルライフをお送りください^^
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