前回、「【SIGMA】単焦点レンズが欲しい!ソニーのEマウント用単焦点レンズを比較【SONY】」の記事を書いてから、はや1年弱。
やっと念願の単焦点レンズ SIGMA Art 30mm F2.8を購入できたのでレビューします。
SIGMA Art 30mm F2.8DN

焦点距離を19mmにするか30mmにするか悩んだ結果、キットレンズで最も使用頻度の多かった30mmに決定!
2018年5月現在の価格は1万5千円前後。(Amazon、楽天)昨年から特に変わっていません。
SONY Eマウント用のレンズは元々種類が少なく、「コスパの良い単焦点」を考えると、まずはこちらのレンズが気になると思います。

ズーム機能がないため、シンプルでフラットな作りになっています。
重量は145gと、a5000の純正レンズ(117g)と比べるとやや重め。
α5000や5100、6000は軽量なミラーレス一眼なので、これくらいのレンズの重さの違いは誤差の範囲かと思います。
多くのレビューにもあったとおり、電源が入っていない時は中の機構がフリーになっているからか、振ると「カラカラ」と音がします。
これも慣れれば特に気になりません。
シグマ単焦点の作例
カメラのボディはα5000。
シチュエーション別に、撮影した写真を紹介したいと思います。
昼間の撮影

菜の花と桜の写真。前ボケ、背景ボケも綺麗に出ています。
もう一枚

キットのズームレンズではなかなか出せない質感だと思います。
やっぱり単焦点レンズは主題を強調して背景をボカす時に真価を発揮しますね。
夜間の撮影

F値が2.8と、純正のレンズよりは少しだけ明るくなっています。
夜間でも、周りに光のある環境であれば、綺麗な色合いで撮影することが可能です。
注意点として、こちらのレンズには手ブレ防止機能がないため、カメラ本体に手ブレ防止機能がない場合はカメラをしっかり固定するか、シャッタースピードを上げるなどの工夫が必要になります。

ジャストの位置で立ち止まってしっかりカメラを構える必要があるのも、単焦点レンズの難しいところですね。
テーブルフォト

料理の写真は、純正のキットレンズに比べて綺麗な色合いで撮れます。

周りが暗くても、手ブレさえしなければ結構綺麗に写りますね。
30mmの画角は、やや引き気味にはなるものの、料理の撮影には最適。
これ以上の画角(50mmや60mm)になると、席を立って料理を撮影しないといけなくなるため、テーブルフォトには使いづらいかと思います。

手軽に美味しそうな写真を撮りたい方にはオススメです!
ブツ撮り

やっぱり周りのボケ感や色合いが綺麗に出ますね。
ブログ撮影のブツ撮りが一番の目的で購入していますが、バッチリ要望に合ってます!

SIGMA Art Eマウント用単焦点の注意点
上記でレビューしたとおり、手ブレ補正がないために手ブレが発生しやすい暗所での撮影は注意です。
私は、夜間撮影時は「シャッタースピード優先」「露出補正+0.3〜0.7」に設定して、手ブレせず明るさを確保できるギリギリのシャッタースピードを探っています。
ISO感度が上がりすぎてノイズが多くなることもあるので、その際はISO感度も明るさを確保できてノイズが乗らないくらいの値に固定します(2000くらい)
明るい場所では、手ブレ補正機能がなくても何も考えずバシバシ撮れます。
ちょっとしたお出かけであれば、このレンズ一本で十分こなすことができます。
スペックやボケ感について
簡単にSIGMA Art 30mm F2.8DNのスペックをまとめると
- 焦点距離 ・・・ 30mm
- 最小F値 ・・・ 2.8
- 重さ ・・・ 145g
- 手ブレ補正 ・・・ なし
余分な機能は一切ナシのシンプルなレンズであるため、撮影者の腕が問われます。
単焦点レンズを使うと写真が上手くなるというのは、あながち間違いではないようです。
このレンズは、風景などをスナップで撮るよりは、主題にフォーカスして前後をボカすような使い方がベストだと個人的には思いました。

被写体と背景にある程度(1mくらい)の距離があれば、このような背景ボケも特に何も考えず出せます。(F値は最小の2.8)
まとめ:簡単に綺麗な写真が撮りたい方にオススメ
初めて「カメラのレンズが欲しい!」と思った時、ズームレンズやマクロレンズ、広角レンズなどたくさん種類があり、どれを買えば良いのかわからないと思います。
単焦点レンズは、私のように「ブログに載せるモノの写真を綺麗に撮りたい」「料理を美味しそうに撮りたい」「ポートレートを撮りたい」方にオススメです。
SONY純正の単焦点レンズは3万円近くする中、SIGMAのレンズは1万5千円くらいで変えるのでコスパはすごくいいです(その代わり、手ブレ補正がナシ)
焦点距離は、19mm、30mm、60mmがあるので、目的に合わせて最適なものを選びましょう。
それでは、よいカメラライフをお送りください^^
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