断捨離をしていると、思い出のモノを見つけてしまって、どうすればいいか悩むことがありますよね。
何でも無理に捨てる必要はないと思います。きっとそのモノのためになる手放し方があるはずです。
今回は、断捨離をしていくにあたって“捨てる・売却する”以外の手段で手放せたモノについて紹介したいと思います。
※ この記事は、前ブログ「すこしだけでも、いいものを」へ2016年5月29日に投稿したものを転載しました。
思い出のエレキギター

写真のギターは、私が生まれて初めて手にしたエレキギター YAMAHAのパシフィカです。
中学3年生のとき、私はうだつの上がらない学生生活を変えたいと思ってエレキギターを始めることにしました。
私の家庭はあまり裕福な方ではなく、幼いころからみんなが持っているおもちゃやゲームを買ってもらえた記憶がほとんどありません。
たとえば、周りがスーファミをやってるときはおさがりで貰ってきたファミコンで遊んだり、周りが当時最新の初代プレステでFF7をプレイしてるときは、これまたおさがりで貰ってきたスーファミで、借り物のソフトで FF5 や FF6 をプレイしてるといった感じでした。
今となっては非常にどうでもよいことですが、当時は真剣に悩んでいました(笑)
エレキギターに初挑戦!
そんな中で、なぜかエレキギターを始めたいと言った時は以外にも、父親がこのギターと、他にも小型のアンプやチューナーなど、ギターを始めるのに必要なものを揃えてくれたことを覚えています。(別に両親が音楽をやっていたわけでもありません)
ジャンプやマガジンの通販ページに乗ってるような安いものでよかったのですが、当時は「通販=危ない」といった認識が一般的で、地元の楽器店で買ってもらいました。ギター本体だけで3万円くらいはしていたと思います。
初めての楽器を手にして嬉しかった気持ちは今でもよく覚えています。
楽譜の読み方、コードの押さえ方を勉強して、必死に練習しました。当時は、バンドブームだったために同級生もギターやベースを始める子が増えて、しばらくすると上手い、下手の差もかなりはっきりとわかるようになってきました。(残念ながら私は下手なほうでした)
自分が上達しないのを機材のせいにして、「エフェクターがないから」「フロイドローズじゃないと」「ミディアムスケールの方が良いかも」「弦が太いかも」などなど、試行錯誤していましたが、そういう問題ではないですよね。
結局挫折
高校に入ってからもギターは続けて、初めてのバンドでライブに出ることもあったのですが、まともに練習もせず大恥をかくことになりました。何故か、練習もロクにしていないのに弾けるだろうと安易に考えていました。
そういった挫折があったのと、釣りやバイクなど他のことにも興味が出てきて、次第にギターには触らなくなってしまいました。
あんなに大切なギターだったのに、弾きもせず軽々しく友人に貸し出したりして、申し訳ないことをしたと思います。
社会人になって再チャレンジ!
高校を卒業して 5年くらいして、時間に余裕もできたところで再びギターを始めてみようと思いました。大人になって多少お金に余裕ができたところで、あれこと機材を買いあさっていましたが、原点となったギターだけはずっと手元に置いていました。
そんな中でベースにも興味を持ち、練習することで、何とか人前で演奏できるレベルにはなりました。機材もあれこれ買い替えていましたが、色々なバンドにベーシストとして参加することで、やっと自分の「芯」を持った演奏ができるようになり、機材に対してはある程度の自分の希望を満たしていればよいという結論に達しました。
大切なギターの行く末は
こちらのギターですが、ベーシストとしてバンド活動をやっていく中であまり弾かなくなってきたので、楽器店を開業したバンド仲間の店へ、試奏用のギターとして提供することにしました。PU やサーキットは変更されていますが、今でも店舗の試奏やサウンドチェック用のギターとして活躍しています。
きっと、家に保管するよりも、売却するよりも、ギターのためになる手放し方だったと思います。自分の手を離れても活躍している様子が見えるというのは素晴らしいことです!
以上、モノと思い出との付き合い方でした。
2017/1/19 追記
ただ捨てたり、売却したりするよりも、有効な手放し方ができるモノもあります。
次に手にした人が喜んでくれる手放し方が一番よいですね!
それでは、よいシンプルライフをお送りください^^
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