「ミニマリスト」の価値観は10年後も通用するか?

ミニマリストの価値観は10年後も通用するか?

ミニマリスト」という価値観が生まれてから2年以上が過ぎた。

一時期は「一過性のブームか?」と言われることもあったが、初期のミニマリストは今もミニマリストだし、今も増え続けているように感じる。

今回は、今から10年後も「ミニマリスト」という価値観が通用するのかについて、自分なりに考えてみようと思う。

ミニマリストは一過性のブームなのか?

僕たちに、もうモノは必要ない

ぼくたちに、もうモノは必要ない

今からちょうど2年前の2015年に、佐々木典士氏の著書「ぼくたちに、もうモノは必要ない」に出会って、”ミニマリスト”という生き方を知った。

仕事も何もかもうまく行かず、お金もなく、大きく落ち込んでいたころだ。

新しい生活を始めるに当たって不要なモノを切り捨てないといけないという考えは前々からあった。そのため、シンプルライフや断捨離に関する本もよく読んでいた。

しかし、初めて見たミニマリスト部屋の断捨離ぶりはある意味衝撃的だった。

さすがにカーテンまでないのは真似できないが、「熱く語れないモノは持たない」「捨てられるかな?と思ったら捨てる」などの潔い考え方は、現在日常生活を送る上で重要な基盤になっている。

現に私も、自分の持ち物の一つでブログ数記事は書けるくらい、愛着のあるモノばかりを所持している。

ミニマリストが誕生した背景としては、東日本大震災や、日本の景気の悪化など様々な要因がある。

もう少し年数が経って、日本が生きやすい国に変われば、ミニマリストという価値観自体が淘汰されてしまうのか?というのが今回の本題だ。

シンプルライフとミニマリスト

ミラーレスカメラで撮ったミニマリスト部屋

今の私の部屋

シンプルライフとミニマリストの違いは、以前も記事に書いたことがあった。

この2つは、ほぼほぼ同じ考えの元に生まれたライフスタイルなので、私としてはあまり明確に線引きしたくない。

無駄を省いたシンプルな生活=「シンプルライフ」、シンプルライフを実践する人=「ミニマリスト」ぐらいの感覚でいいのかなと思っている。

モノが少ない対決は意味がないのだ。

あとは、「ミニマリスト」という言葉が10年後も存在し続けるかどうか…ちなみに「シンプルライフ」という言葉は10年前には確実にあったし、確立されていた。

最近、ロハススローライフという言葉をあまり聞かなくなったような気がするが、同じように「ミニマリスト」も淘汰されてしまうと少し寂しい。(ロハスやスローライフは田舎での暮らしや環境保護に関わることなのでシンプルライフとは少し意味合いが異なる)

シンプルライフ同様に、ミニマリストというワードも普遍的なキーワードであるといいのだけれど…

10年後のミニマリスト

今から10年後の2027年、私は43歳になっている。どのような生活を送っているのかまだまだ想像が難しい。

今以上に身の回りのことはデジタル化されて、さらに少ないモノでも済むのかもしれない。

もしくは、景気が上向いてきて、「みんなで消費しようしよう」の世の中になっているのかもしれない。

一番いいのは、仕事や医療、保険制度などの充実によって生きづらくなる人が減って、それぞれが望んだ身の丈の生活で暮らしていけることだ。

「お金がないからミニマリストやってます」というのはあまりに悲しい。自分も例外ではないのだが、ある程度余裕を持ちながら生活をコントロールできた方が絶対にいいはずだ。

まぁ、少ないお金で毎日を生きられることは、転職や転居など、自分の生活に変化があった時も柔軟に対応できるようになるので、備えておいて損はない能力だと思っている。

一度、ミニマリストとしての豊かさというのを知っていれば、“モノだけでは幸せになれない”ということがわかっているので、ちょっと手持ちのお金が増えたところで、極端な消費に走ることもないだろう。

ミニマリスト・シンプルライフブログについて

サイトロゴ

開設は2016年11月

シンプルライフとブログはとても相性がよく、ライバルとなるブログは星の数ほどある。

たとえば、にほんブログ村には「ライフスタイル」カテゴリに登録されているブログが約6万ほどあり、当ブログはPVランキングでは80位前後の位置にいる。シンプルライフブログの中では5000ブログ中40位くらい。

意外といいじゃないかと思ったが、この中で知名度のある・稼げているブログというのは上位1桁台だ。この辺になってくると、本を出していたり、ブログのみで生計を立てているブロガーさんのサイトに該当する。

ブログの内容もより価値のあるものにして、少しでもその領域に近づけたらと思う。

なお、当ブログは「シンプルライフ ブログ」で検索してもまだまだ表示されるのがGoogle検索結果の3〜4ページくらい。

ここも1ページ目には表示されるように精進しなくてはいけない。特定のワードでは上位表示される記事もあるが、ブログ全体の知名度が上がっていくことの方が望ましい。

ミニマリストに必要な能力

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ミニマリストであっても、無収入で暮らしていくことはできない。

ブログ収入だけで暮らしていくにしても、きちんとしたサイトを構築して、集客できる能力が必要だ。

私は、今後の自分の生活を支えるための手段として、以下のことを自宅で勉強している。

  • WordPressの扱い(テンプレート作成、PHP編集を覚える)
  • Photoshop、IllustratorなどのAdobe系ソフトの扱いを覚える
  • 応用情報技術者などのIT系資格取得
  • ポートフォリオサイトの作成

自分がIT系の業界で働いているのでやや偏った内容にはなるが、これらのことはあまりお金を使わなくてもパソコン一つあれば結構勉強できる。

自分のサイト作成にも生かせて、転職にも生かせる素晴らしい能力だと思う。

ミニマリストはパソコンが得意な人が多いイメージなので、これらのことを覚えていくと、きっと人生は豊かになるはずだ。

ミニマリストと仕事

ミニマリストは必要最低限の仕事しかしない、低収入でもよいといった価値観が一般的だが、必ずしもそうだとは思わない。

必要に応じて、稼げるときはしっかり稼いでおくべきだ。

私も一時期、「会社に勤めるのは嫌だから、なんとかして自分で独立できる手段を探そう」と思ってFXのデイトレーダーを目指していたことがあったが全くうまくいかなかった。

そもそも、「会社に勤めたくない」といった考え方は、今の会社に入ってから改めることになった。

結局は自分に合わないところに勤めていたから苦しかっただけで、合うところだったら勤め続けることは全く苦ではないのだ。

会社を選ぶときにその会社の“レベル”というのはきちんと考慮したい。そこが合わないと何をやっても苦しみ続けることになる。

転職というのは厳しいもので、回数が増えていくと、よりレベルの低い階層の会社にしか入れないようになっていくことが多い。なぜ日本の転職の制度はこのような先細りなルートしか用意されないのかというのは甚だ疑問に思う。

こういったところも、10年後には少しでも改善されていて欲しいところだ。

まとめ:10年後のミニマリスト

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ミニマリストの価値観は、おそらく10年後も有効だと思う。

もちろん、世の中自体がさらに住みやすくなっていることが理想だが、一度ミニマリストを経験すると、物が少なくても幸せになれることを知っているので、必ずしもモノを増やし続ける必要はない。

人によって心地よいと感じる物量は変わってくるため、自分が「これで足りる」と感じるところまで、増やしていけることが理想だ。

私もこれから色々と生活が変わっていく予定だが、家族に無理をさせたり、自分自身が苦しいと思うこともできれば避けたい。

生活に困らないためにも、ブログを書くことで収入を得たり自分の考えをまとめて、常に平常心で生きたいと思う。

それでは、よいシンプルライフをお送りください^^

ミニマリストの価値観は10年後も通用するか?

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