私が”不便なモノ”を愛用する理由

SimpleLifelog(シンプルライフログ)管理人のShinです。

今回は、現代のテクノロジーにおいてはきっと不用と思われる”不便なモノ”を愛用し使い続ける理由について書きたいと思います。

はじめに:私が愛用する”不便なモノ”

“不便なモノ”の定義は人それぞれですが、今回の記事を書くにあたり思い当たった愛用品は以下の6つです。

  1. 機械式時計
  2. ボタンフライのジーンズ
  3. デニムジャケット(Gジャン)
  4. オイルドコットンのジャケット
  5. カジュアル用の革靴
  6. MT車

1.機械式時計

左:ロレックス エクスプローラー
右:IWC パイロットウォッチマーク18

はじめに、このブログで何度も紹介している機械式(自動巻)の時計。

私は以下の2つのモデルを愛用しています。

  • IWC パイロットウォッチマーク18
  • ロレックス エクスプローラー

自動巻とは何か?というのを簡単に書くと、時計の中に振り子のようなローターが入っていて、腕を振るなどの動作でローターが動きゼンマイが巻かれて時計が動く仕組みとなっています。

そのため、電池は不用です。

電池は不用ながら、きちんとゼンマイが巻かれていないと時計は止まってしまい、手動で時刻を合わせる必要があります。

Shin
「機械式時計はアクセサリーだから時刻は合わさずスマホで時間を見てる」方も結構いらっしゃいます。

私は腕時計で時間を確認したいので時刻は合わせる派です。

現在の技術ではソーラー充電・自動時刻合わせを搭載した腕時計や、もはやスマホと比べても遜色ない便利なスマートウォッチも存在していて、機械式時計は完全に趣味のアイテムとなってしまいました。

私もソーラー充電式のGショックを持っていて用途で使い分けていますが、Appleウォッチを始めとするスマートウォッチだけは今まで一度も使った事がありません。

スマートウォッチを使い始めると、きっと便利すぎてそればかり使って大切な時計を楽しめなくなるとの想いからです。

“人間そこまで便利になる必要はない”と思ってます。

そんな機械式時計の良さとして自分が1番いいなと思っているのが、一般的な電池式の時計のように「カチ、カチ」と秒針が動くのではなく「チチチチ」と滑らかな秒針の動き。


こちらの動画で紹介されているのが、私が愛用しているIWCパイロットウォッチマーク18で秒針の動き方は動画と同様になります。

ロレックスについても、秒針の動きは同一です。

機械式時計に興味を持ち始めた当初から、スムースな秒針の動きに魅了され、自分の中での究極の2本がマーク18とエクスプローラーになりました。

IWC パイロットウォッチマーク18を選んだ理由と共に過ごした3年間

2021年10月17日
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私とロレックス エクスプローラーの思い出

2021年7月18日
最近は子供との公園遊びでアクティブに動くことが多くなり利用頻度は減っていますが、仕事の時は欠かさず身につけています。

2.ボタンフライのジーンズ


一般的なジーンズやボトムスはジッパーで前を閉める「ジッパーフライ」式がほとんどです。

こちらがジッパーフライ。ジーンズがなかったのでワークパンツで撮影

リーバイスやリゾルトなどの本格的なデニムブランドが販売しているモデルはボタンで前を閉める「ボタンフライ」式がほとんど。

妻に「トイレの時面倒じゃないの?」と聞かれますがこればっかり履いてると慣れて普通になります。

慣れるまでは、下のボタンから閉めていかないとうまく閉じられない特性もあり大変でした。慣れるとすぐに閉められるようになります。

「ボタンフライ以外は認めない!」ってわけではないけど、各デニムブランドの”定番”と言われるモデルは大半がボタンフライです。

ボタンフライ式の特長として、ボタンのアタリが表面に出ます。これはジッパーフライのジーンズでは絶対に出ない味です。

うっすらではあるけどボタンがある部分が色落ちして跡が付いている

そんな感じでボタンフライのジーンズを長年履き続けています。

3.デニムジャケット(Gジャン)

左:リーバイスビンテージクロージング506XX(1stジャケット)
右:フルカウント2102XX(2ndジャケット)

不便ってほどでもないけど、一般的な現代のアウターと比較すると
  • 暑い時に着ると暑く寒い時に着ると寒い
  • ポケットの位置が微妙で実用的でない

といった絶妙な欠点があります。

Shin
保温性などは特に求めず「このジャケットの見た目が好きだ」だけで着ています笑
こちらのフルカウントの2ndジャケットの方は、15.5ozの厚手デニムを使用しているため、真冬の東京(2024年12月末)で一番外に着ていても耐えられる寒さでした。

フルカウント2102XXは15.5ozのヘビーオンスタイプ

リーバイスとは持った時の重さも生地の厚みも別物です。

Gジャンを真冬に着る場合はインナーダウン等を使用して保温したり、Gジャンをトップス代わりにしてアウターを羽織ることで十分対応できます。

また、Gジャンには”コーディネートが何気に難しい”という欠点もあります。

昭和生まれの感覚では、Gジャンとジーンズを合わせるデニムonデニムは難易度が高く、私も若い頃に挑戦したいと思ったものの実現する勇気がありませんでした。

余談ですが今40代くらいの方のファッションの感覚として、

今から20数年前のファッションの感覚
  • 上下同色・同素材は合わせない
  • 私服でシャツをインするのはナシ
  • 服には何らかの差し色があった方がいい
というのが若い頃は当たり前だったと思いますがいかがでしょうか笑

Shin
ボタンや襟だけ色が違うシャツや、折り返すと柄が出てくるパンツなどを選びがちなのも我々世代の特徴かも。

現在私は会社にも私服で行けて、周りにファッションについてとやかく言ってくる人はいないので気にせずデニムのセットアップを着ています。

しかも上下リーバイスだとしても復刻の年代が違うので上下の色は合ってません笑

ファッションに関連する業界に勤めている妻からも、デニムのセットアップスタイルは好評なので自信持って着ておけばアリなのかなと思ってます。

4.オイルドコットンのジャケット

左:Barbour:ビューフォートSL
右:Barbour:SPEY
どちらも今はなき3ワラントモデル

Barbour(バブアー)に代表される綿にオイルを含ませたオイルドコットンジャケット。

現代はゴアテックスなどのハイテク素材を用いた実用性抜群のアウターも多数あり、オイルドコットンの持つ防寒性や耐水性は時代に合っていないと思われます。

そんな中でもバブアーのオイルドジャケットは独特のデザインと質感があり、私も2モデルを長年愛用しています。

バブアーを購入する際の悩みとして「オイルが他の衣類に移ったり匂いが強かったらどうしよう」といった懸念があるかと思いますが、現行のオイルドジャケットはそのような欠点は払拭されていると言えます。

Shin
周りの方からも「バブアーのオイルとか匂いとかどうですか?」とよく聞かれます。最近のモノは全然気にしなくて大丈夫だと答えてます(逆に昔がどうだったのかを知らない)

「バブアーの見た目は好きだけどオイルドはちょっと…」という方に向けて、ノンオイルのモデルも多数展開されていますが、最初にバブアーのジャケットを購入される方は是非ともオイルドコットンタイプの質感を楽しんでいただきたいです。

着始めは埃が付着しやすくて気になってたけど、ブラッシングすればすぐ綺麗になるし1シーズンも着れば普通のアウターと変わらず扱えます。

パラブーツ シャンボードとバブアー ビューフォートSLを1年間愛用して

2021年12月31日

5.カジュアル用の革靴

左:クロケット&ジョーンズ CAVENDISH3
中:クロケット&ジョーンズ NEWBY
右:パラブーツ シャンボード

スニーカーが実用性・機能性共に抜群であることは分かっていながら、私服で履ける革靴をいくつか愛用しています。

主に愛用しているブランドは以下。

  • パラブーツ
  • クロケット&ジョーンズ
スーツには合わせづらい(パラブーツは特に)なんだけど、私服に革靴を取り入れると一気にファッションが引き締まる事に気が付き2020-22年頃まで色々物色して買い集めました。

アウターはBabourのビューフォートで革靴はクロケット&ジョーンズ

最近は子供と遊びに行ったり車を運転する事から革靴の出番は減りつつも、仕事の時には今もよく履いてます。

革靴は磨いてメンテできる楽しみもあります。

クロケット&ジョーンズの外羽根セミブローグ NEWBY 1年間着用レビュー

2022年1月1日

6.MT車

3ペダル式のMTであることは車選びの絶対条件

最後に、”不便”の集大成であり「何でMTの車乗ってるの?」とよく聞かれるのでこちらで紹介します。

自分の場合、今乗っている車も前に乗っていた車もMTだったので、不便や面倒の感情よりも『楽しい』の感情しか残らないためMT車に乗ってます。

Shin
ずっと乗ってるとそれが”当たり前”になってくる

確かにAT車は運転操作の大半を省略できるのだろうけど、結局運転中は運転以外の行動しかできないわけで、それなら操作が多い方が面白いというのが私の考え

私と同い年で40代の妻でさえ、MT車は初めて見たと驚いています

過去記事にも書いた通り、家族持ちでMTの車に乗ることはとてもハードルが高い事でしたが、結果的にうまく行ってます。

レガシィツーリングワゴン 2.0R 5MTと再会できたお話

2024年3月16日

家族を乗せられる”普通の車の形”でありながらMTである事もこだわり

まとめ

以上が、私が不便とわかっていながらも敢えて愛用しているモノでした。

便利か?不便か?を考えるよりも、それが造られたストーリーや当時の歴史なんかを想像しながら選んだモノは愛着も全然違います。

好きなモノには好きな理由があって、それ以上に便利なモノがあるとしても結局は好きな方選んでいます。

私は無縁ですが、字を書くのが好きな方は万年筆だったり、紙巻タバコを吸う方だったらジッポライターなんかも『不便だけど愛用したいモノ』になるかもしれませんね。

また愛用のアイテムが見つかりましたら紹介したいと思います。

今回の記事はここまでとなります。

次回は今年最後の締めくくりに記事を上げたいと思います。ご覧いただきありがとうございました。

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